米ウォルマートは今夏、インフレに苦しむ消費者の負担を軽減するため、季節の必需品250品目以上の値下げに踏み切る。これに対しドナルド・トランプ大統領は、発表からわずか数時間後にこの値下げは自身の功績だと主張した。
値下げの対象は米国のウォルマートとサムズ・クラブで販売されている食料品、日用品、アウトドア用品、玩具、衣料品など250品目以上に及ぶ。
ウォルマートは発表の中で政府やトランプ政権については一切触れておらず、「今回の値下げは、顧客や会員が最も必要とし、求め、愛する製品への支出を抑えつつ、この季節を最大限に楽しめるよう計画されたものだ」と主張している。
同社の発表に記載されたハンバーガー用の肉、ポテトチップス、炭酸飲料、紙皿など9種類の商品を詰め合わせたセット商品の価格は、73.42ドル(約1万1800円)から54.70ドル(約8800円)へと25%下落した。
牛ひき肉1ポンド(約453g)あたりの価格は6.74ドル(約1000円)から12%引き下げられて5.94ドル(約800円)となった。労働統計局(BLS)によるとこの品目の価格は昨年比で12%上昇しているが、その1年前の水準に事実上戻ったことになる。
ウォルマートは依然として米国トップの小売企業の座を維持しており、全米小売業協会が発表した2026年のトップ100ランキングでは売上高5760億ドル(約93兆3500億円)で首位に立った。これはアマゾンの2940億ドル(約47兆6500億円)のほぼ2倍に達し、コストコの1990億ドル(約32兆2500億円)も大きく上回る。



