今回の会見に先立ち、トランプはイタリアのジョルジャ・メローニ首相への批判のトーンを弱める場面もあった。トランプは最近、NATO首脳会議の数日前にSNS上で再びメローニを挑発していたが、7日の記者会見では、「実際のところ、彼女はいい人だと思う」と述べ、激化していた確執を和らげようとした。それでもトランプは、メローニがイラン紛争やホルムズ海峡の安全確保において「我々への協力を拒んだ」という批判を繰り返している。「それによって彼女との関係は少し険悪になったが、私は彼女を気に入っている」「ただ、彼女は我々のために行動してくれなかった。そのことには不満を抱いている」
第2次トランプ政権はNATOへの批判を繰り返しており、ここ数週間、政権内からは欧州に駐留する米軍の規模を縮小する可能性が示唆されている。ピート・ヘグセス国防長官は6月、欧州での兵力配置に関する新たな計画を発表したが、これが即座に兵力削減につながるかについては言及を避けた。国防総省は5月にポーランドとドイツから約4000人の米兵を撤退したものの、その後ポーランドに5000人を追加で配備し、撤退計画は事実上白紙となった。
欧州でさらに兵力を縮小する可能性があるかを問われたトランプは、「様子を見る」と答えた上で、イラン紛争を支持しなかったNATO加盟国を改めて非難した。「私はNATOにひどく失望した。我々はイランで行動を起こしたが、相応の扱いを受けなかった。誰の助けも必要としていなかったし、支援など求めてもいなかった。しかし、こちらが要請する前から、彼らは協力しないと言い出したのだ。我々はNATOに何兆ドル(数百兆円)もの資金を投じてきた」「我々を助けるために何らかの行動を自発的に起こしてくれてもいいはずだ」


