転職や副業、多様な働き方が一般化したことで、キャリアの選択肢は大きく広がった。だが、選択肢が増えるほど、自分の将来像を描きやすくなるとは限らないらしい。
パーソルキャリアの調査機関Job総研が、社会人469人を対象に実施した調査が、その実態を浮かび上がらせた。
悩みは多いのに相談相手がいない
回答者の85.1%が現在のキャリアや仕事に何らかの悩みを抱えていた。内容は年収・収入が26.3%で最も多く、働き方と年収のバランス(25.1%)、スキル・専門性(21.8%)が続く。

それにもかかわらず、59.7%はキャリアの相談相手を持っていない。理由として最も多かったのは本音を話しにくい(43.9%)で、真剣に話せる人がいない(31.1%)、職場の人間関係が希薄(17.5%)が続いた。

悩みを抱えながらも、それを共有できる相手を見つけられずにいる人が多いことがうかがえる。
男性ほど強いロールモデル願望
ロールモデルを求める声はさらに大きく、73.5%が欲しいと回答した一方、79.6%が見つけにくいと答えている。

男女別に見ると、男性の75.9%がロールモデルを欲しいと考え、女性の70.1%を上回った。見つけにくさでも男性が81.1%と女性の77.5%を上回っており、ロールモデル不足はもはや女性特有の課題ではなくなっている。

年代別では20代が最も強く求めており、欲しい派は81.4%、見つけにくい派も80.6%に達した。将来の働き方を模索する若手ほど、参考にしたい存在を必要としている様子がわかる。



