【重要】会員機能一時停止とサイトメンテナンスのお知らせ

サイエンス

2026.07.19 18:00

心理学者が教える「破局を避ける」会話術と関係を劇的に変える5つの行動

stock.adobe.com

2. アクティブ・リスニングのスキル

自分の考えや感情をパートナーに伝えられることは、コミュニケーションのスキルの半分にすぎない。もう半分は、相手が話し手となったとき、あなたが「受け手」としてどう振る舞うかである。ここにも、多くの人が「できていて当然」と見過ごしがちなスキルが存在する。それが「アクティブ・リスニング(積極的傾聴)」だ。

advertisement

私たちの多くは、正しい「聴き方」を教わった経験がない。うまく聴けなかったときに注意されてきただけだ。なぜなら、「聴く力」とは、特にそれが優れているときほど過小評価されがちなスキルだからである。

聞き方が悪いときは、すぐにそれと分かる。話を遮る、上の空に見える、性急に話題を変える、あるいは相手をあしらうように返す、といった行動だ。しかし、上手に聴けているときは、往々にして特筆されることなく通り過ぎる。優れた傾聴の本質とは、むしろ「聞き手の存在が目立たないこと」にあるからだ。

それでも、心理学の数十年にわたる研究は「良い聞き方」が何を含むかを明確にしてきた。2014年に国際リスニング協会(ILA)の機関誌『インターナショナル・ジャーナル・オブ・リスニング(International Journal of Listening)』に掲載された研究によれば、アクティブ・リスニングとは「言語および/または非言語のメッセージを受け取り、そこから意味を構築し、応答するプロセス」と定義される。この定義で最も重要なのは、「聴く」が単なる受動的な「聞き流し(hearing)」ではなく、能動的な「努力(effort)」として捉えられている点である。 同研究の著者らは、このプロセスをさらに、異なるが同じくらい基本的な3つの要素に分解している。

advertisement

(1)相手が話している間、目に見える形で関与を示す

うなずき、アイコンタクト、短い相づちなど、パートナーに注意を向けていることを示す小さなサインが含まれる。些細に見えても、自分がその場にいることを伝えるうえで有効だ。こうしたジェスチャーがなければ、相手はあなたが関与していることを願うしかない。

(2)即断を控え、そのうえで言い換える

聞いた内容を自分の言葉で反映することだ。「つまり、あなたが言っているのは……」といった形で、相手の発言を自分なりに理解したことを示す。内容に同意する必要はない。大事なのは、相手が「この件を正確に理解してもらえている」と感じられることである。会話が先に進む前に、双方の認識をそろえられる。

次ページ > (3)考え抜いた質問をする

2026年8月号発売中

最新号の購入はこちらから

2026年8月号発売中

最新号の購入はこちらから

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事