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2026.07.07 10:00

スペースXの投資家がブルーオリジンに注目すべき理由、その猛追とトランプ政権の思惑

Tada Images - stock.adobe.com

この格差は政府契約にも顕著に表れている。2008年以降、スペースXが約249億ドル(約4兆400億円)の連邦政府からの資金確保を約束されているのに対し、ブルーオリジンは約26億ドル(約4220億円)にとどまる。

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「スターシップ」は、さらに別次元の差別化をもたらしている。スペースXは、軌道へのアクセスコストを大幅に削減し、月や火星へのミッションを支援することを目的とした、完全再利用型の超大型打ち上げシステムの飛行試験にすでに取り組んでいる。ブルーオリジンの計画には、現在これに匹敵する機体は存在しない。

それでも、ブルーオリジンには規制・行政面での支持の高まり以外にも、確かな強みがある。

同社の「BE-4」エンジンは、ニューグレンとユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「バルカン・セントール」の両方に動力を供給しており、ブルーオリジンを米国の打ち上げ市場における不可欠なサプライヤーに位置づけている。ジェフ・ベゾスが数十億ドル規模の個人的な資金援助を行っており、これに匹敵する財務支援を受けられる航空宇宙スタートアップはほとんど存在しない。

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多くの宇宙関連スタートアップとは異なり、ブルーオリジンは資金調達や短期的な収益性の確保を強く迫られることがないため、長期的なプロジェクトに安定して投資することができる。さらに、多くの競合企業とは異なり、ニューグレンは当初から再利用性を念頭に置いて設計されており、打ち上げコストを削減するために同一のハードウェアを繰り返し使用することがますます重要視される市場において、有利な競争ポジションを確保している。

追いつく必要はあるのか?

スペースXが持つ資金フローと飛行データの優位性を考慮すると、この10年以内にスターリンクやスターシップとの格差を縮めることは困難と考えられる。

しかし、ブルーオリジンが投資家にとって重要な存在となるために、運用面で完全に肩を並べる必要はない。同社は、主要プロジェクトにおいて資金を配分される代替選択肢であり続けるために、十分な信頼性と政府からの承認を確立すればよく、過去1年の契約動向はまさにその通りのことが起きていることを示している。

スペースXの投資家にとっての懸念は、連邦政府機関が第2のサプライヤーを維持するために意図的に資金を配分し、その結果、スペースXが運用面で圧倒的な優位性を持っているにもかかわらず、最終的に同社が獲得できる価格決定力や契約シェアが制限されてしまうことである。

forbes.com 原文

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