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キャリア

2026.07.07 13:00

AIで仕事が消える不安の正体は「キャリアのめまい」、新たなルールに適応するには

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あなたは一流の教育を受け、輝かしいキャリアを築き、仕事の安定につながるとされることはすべて実行してきた。しかし最近、5年後も自分のスキルが通用するのか、あるいは、追いつけないほどの速さでAIが業界を変えてしまうのではないか、と不安に感じている。その感覚には名前がある。キャリアのめまい(Career Vertigo)という名前だ。

こうした不確実性は、データにも表れている。米国心理学会(APA)の2025年版「米国の仕事調査(Work in America Survey)」では、米国の労働者のうち54%が、「雇用の不安がストレスレベルに大きな影響を与えている」と回答している。また、Pew Research Center(ピュー・リサーチ・センター)による最近の調査では、「AIによって雇用機会が減る」と考える労働者は32%に上った一方で、「AIは長期的に、より多くの雇用機会を生み出す」と考える労働者はわずか6%だった。

キャリアのめまいとは、仕事の土台が、適応が難しいほどの速度で変化しているという、クラクラするような感覚のことだ。これは、燃え尽きではないし、中年の危機ではないし、野心の欠如でもない。リアルタイムで変化し続ける仕事の世界で、自分の立ち位置を見いだすという難題への反応だ。

キャリアのめまいとは?

キャリアのめまいとは、自分のプロフェッショナルとしての人生を導いてきた前提や戦略が、もはや以前のような安定感や方向性を与えてくれない、という不安定な感覚のことだ。それは、AIや、経済の不確実性、人員削減、変化を続ける職場の期待値が、安心できる充実した未来を築くことの意味を再定義していくなかで、足元の地面が揺らぐような感覚だ。

疲労や慢性的なストレスに起因する燃え尽きとは異なり、キャリアのめまいは、将来と、そこでの立場に関する不確実性が原因だ。学術誌『Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior』に発表された、キャリアの転換と職業的アイデンティティーに関する研究は、大きなキャリアの変化には多くの場合、仕事における自己認識の変化が伴うと指摘している。

多くの人は、ただ単に、次はどのような仕事に就くべきだろうと自問するだけではない。従来のルールがもはや通用しないように見える世界で、成功につながるのはどのようなスキル、人間関係、戦略だろうか、と自問しているのだ。

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翻訳=米井香織/ガリレオ

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