行き詰まった仕事は、新しいスキルの習得に役立たない
行き詰まった仕事は、スキルの面でも停滞をもたらす。職務内容が何年も変わらず、新しいツールや技術、働き方を学ばなくなっているなら、現在の仕事で優れた成果を出しているとしても、キャリアでは停滞している可能性がある。
世界経済フォーラムの「Future of Jobs Report 2025」によると、雇用主は2030年までに、労働者のコアスキルの39%が変化すると予想している。そのため、継続学習はこれまで以上に重要となっている。
雇用主が専門能力開発を支援していない場合は、スキルを最新の状態に保ち、キャリアの選択肢を広げるために、資格取得、難易度の高い業務への挑戦、あるいは社外の学習機会を追求することを検討しよう。
Resume Nowのリポートによると、労働者の56%が、実務を通じた訓練(OJT)による学習を好む一方で、新たな学位の取得を目指す人は16%にとどまる。キャリアアップのためには、必ずしも一からやり直す必要はない。多くの場合、的を絞った学習を通じて既存の経験を生かすことで、すでに築いた基盤を捨てずに、自分の市場価値を高めることができる。
行き詰った仕事を辞められない理由は「リスクの大きさ」
多くの人が行き詰まった仕事にとどまっているのは、それに満足しているからではなく、辞めるリスクがあまりに大きいと感じているからだ。Resume Nowのリポートによると、労働者の35%は、今より給与が下がることを恐れ、34%は経済的に不安定になることを懸念している。こうした懸念は現実的なものであり、特に扶養家族や借金、その他の経済的負担を抱える中堅のプロフェッショナルにとっては切実だ。
もし仕事を辞めない主な理由が恐怖心であるなら、転職計画を立てるのは良い考えかもしれない。緊急時の資金を蓄え、人脈を強化し、スキルをアップデートすることで、不安にさいなまれることなく、より自信を持って、新たな機会を探ることができる。行動を起こす必要が生じる前に小さなステップを踏んでおくことで、不確実性を減らし、次のキャリアの決断を、自分でよりコントロールすることができる。


