1万円で動画広告がつくれる時代へ !?

シェイカーメディアはこれまで、米500スタートアップスや韓国NHNインベストメントなどから投資を受けている。<br />(フォーブスジャパン11月号より)



現在、大きな注目を集めている動画広告市場。
1万円以内で動画広告が制作できるプラットフォームが日本に上陸した。


安く、早く、シンプルに誰でも動画広告を作成できるサービスが、日本の 中小企業や個人のマーケティング活動を変えるかもしれない。

低価格動画作成サービス「Shakr(シェイカー)」を運営する韓国シェイカーメディアは9月、ヤフーと提携し、動画制作サービス「Yahoo!ビデオクリエイター」を共同構築すると発表した。

シェイカー創業者のデービッド・リーは「韓国では、制作費が安くなったため、地元のピザ店や生花店が街のスクランブル交差点でCMを流し、売り上げを伸ばした例もある。日本でもこれを実現したい」と話す。

シェイカーの魅力は、利用者とデザイナーをつなぐ仕組みと、手ごろな価格設定にある。同社と無料で契約したデザイナーが 動画テンプレートを提供し、利用者は気に入ったテンプレートを使い簡単に動画を作成することが可能。気に入ったら、5,000円から1万円と格安で購入できる。デザイナーには使用料の70%が支払われる仕組みだ。

同社に投資をした米ベンチャーキャピタル・SV Frontierの鈴木陽三CEOは「シェイカーの日本上陸は大きなインパクトを与えるはずだ」と期待する。

大崎一磨 = 文 平岩 享 = 写真

この記事は 「Forbes JAPAN No.16 2015年11月号(2015/09/25 発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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