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宇宙

2026.07.06 17:00

地球は今週、太陽から最も遠ざかる なのになぜ「猛暑」なのか?

ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州ジークマリンゲンで、猛暑をしのぐため頭からペットボトルの水を浴びる男性(Thomas Warnack/picture alliance via Getty Images)

ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州ジークマリンゲンで、猛暑をしのぐため頭からペットボトルの水を浴びる男性(Thomas Warnack/picture alliance via Getty Images)

夏の太陽は地球に最も近く、冬は最も遠い──そんな印象を抱きがちだが、これは間違いだ。地球は2026年7月7日(火)に「遠日点」に達し、今年最も太陽から遠ざかる。世界時計アプリtimeanddate.comによると、遠日点において地球は太陽の中心から約1億5210万km離れている。

地球と太陽の距離が最も遠くなるなら、常識的に考えれば気温が下がってもよいはずだ。にもかかわらず、北半球では現在、多くの地域が猛暑に見舞われ、強い日差しに悩まされている。最も太陽から遠ざかっているのに、なぜこれほど暑いのだろうか? これもまた、私たちが常識的だと思うことは必ずしも正しいとは限らないという実例である。

地球と太陽の距離は変化する

地球の公転軌道は完全な円ではなく、わずかに楕円形をしている。軌道上で最も太陽から遠い地点を遠日点といい、地球は日本時間7日午前2時31分にこの点を通過する。その逆に、地球が軌道上で太陽に最も近づく地点は「近日点」と呼ばれ、日本時間で2027年1月3日午前11時33分にその瞬間を迎える。

遠日点と近日点の距離の差は約500万kmだ。太陽系のスケール感では微々たるもので、わずか3.4%の違いにすぎない。そして、地球に季節の変化をもたらしている自転軸の傾きの影響を覆すにも十分ではない。地球の北半球と南半球で季節が異なるのは、この地軸の傾きによるものだ。

遠日点(aphelion)と近日点(perihelion)の概念を示した図(stock.adobe.com)
遠日点(aphelion)と近日点(perihelion)の概念を示した図(stock.adobe.com)

なぜ地軸の傾きが季節を生むのか

地球は約23.5度傾いた軸を中心に自転している。7月の北半球は太陽に向かって傾き、南半球は太陽から遠ざかる方向に傾いている。角度がついていることで、北半球の夏は日照時間が長くなり、より多くの直射日光を浴びる。太陽のエネルギーがより狭い面積に集中するため、地面や空気は冬よりも効率的に熱せられる。そして日照時間が長いため、あらゆるものがより多くの熱を吸収する。これが、1年間で最も地球が太陽から遠ざかるタイミングでも北半球の夏が厳しい暑さになる理由である。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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