【重要】会員機能一時停止とサイトメンテナンスのお知らせ

マーケット

2026.07.06 09:00

リビアン株の命運を分ける量産車「R2」生産開始と投資家が注視すべき黒字化の道筋

Bendix - stock.adobe.com

自動車部門は現在赤字で運営されているものの、ソフトウェア・サービス部門は明るい材料であり、第1四半期の売上高は前年同期比49%増加した。量産化に向けた資金調達の道筋は十分に立っており、リビアンは四半期末時点で48億ドル(約7750億円)の現金を保有し、2026年までにVolkswagen Group(フォルクスワーゲン・グループ)やUber(ウーバー)などの戦略的パートナーから総額25億5000万ドル(約4120億円)を確保する見通しだ。さらに同社は、ジョージア州の新工場建設を支援するため、米国エネルギー省(DOE)から最大45億ドル(約7260億円)の融資枠を利用できる。債務水準は市場平均を上回るものの、現金準備は厚い。

advertisement

過去の市場急落局面におけるリスク耐性

戦略は一つのことに過ぎず、ストレス下で株価がどう動くかはまったく別の問題である。危機時におけるリビアンの実績は厳しい。

2022年のインフレ急騰の局面において、RIVN株は93%急落し、S&P 500の25%下落を大幅に上回る下げ幅となった。同株はまだ危機前の高値に戻っておらず、リスク回避局面では、リビアンのような高成長かつキャッシュバーンの大きい銘柄が甚大な打撃を受け得ることを示している。乱高下する局面で避難場所を提供する銘柄ではない。オプション市場も大きな変動を織り込んでいるようで、現在のインプライド・ボラティリティは66と90パーセンタイルに位置しており、トレーダーが今後も上下いずれかの方向に大幅な値動きが続くと見込んでいることを示唆している。

評価の方法

現時点でリビアン株を評価するには、R2のローンチに関連する重大な事業上のハードルを認識する必要がある。同社はこの取り組みを支える相当な財務資源を有しているが、巨額損失の歴史と景気後退時の脆弱性は看過できない。経営陣自身も、「新車投入に伴う複雑性は、第2四半期および第3四半期の自動車部門の粗利益に悪影響を及ぼす」と警告している。

advertisement

納車台数の指標は無視してよい。投資家が注視すべき唯一の点は、同社が自動車部門の粗利益を黒字化するという目標をついに達成できるかどうかだ。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事