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北米

2026.07.06 10:00

トランプ、北米経済をさらなる不確実性に突き落とす──メキシコ・カナダとの協定USMCA延長見送り

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米国時間2026年7月1日、ドナルド・トランプ大統領は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)をさらに16年間更新することを見送る決定を下した。これにより、今後10年間にわたって毎年の再交渉が始まり、北米全域で設備投資が凍結され、2020年以降に構築されてきたサプライチェーンが不安定化するおそれがある。USMCAは、第1次トランプ政権が北米自由貿易協定(NAFTA)に代わるものとして交渉した協定である。

16年後の終了と6周年の合同審査を定める第34.7条

政府関係者、交渉担当者、業界幹部らは長らくこの問題を注視してきた。更新の可能性は、第34.7条:見直しおよび期間延長を通じて、当初の協定の枠組みに組み込まれていた。

同協定には次のように記されている。「本協定は発効日から16年後に終了する。ただし、各締約国が第2項から第6項に定める手続きに従い、本協定を新たな16年間の期間で継続することを確認した場合はこの限りではない」「本協定の発効から6周年を迎えた時点で、委員会は『合同審査』を実施するために会合を開き、本協定の運用状況を検証し、いずれかの締約国が提出した措置に関する勧告を審査し、適切な措置を決定するものとする。各締約国は、委員会の合同審査会合の少なくとも1カ月前までに、委員会が措置を講じるための勧告を提出することができる」。

その6周年が2026年7月1日であった。3カ国すべてが期間延長に書面で合意すれば、現行条件のまま、さらに16年間継続されることになっていた。

延長を見送ると、10年間毎年行う協議が投資を冷やす

米国、メキシコ、カナダの3カ国のいずれかが、追加の16年間の延長に同意しないことも可能であった。その場合、各国は「本協定の残存期間中、毎年」会合を開くことになる。

残存期間はあと10年であり、理屈の上では10年間にわたって毎年会合を開き、今後の方針を決定することになる。貿易交渉は複雑な協議であり、最終合意に達するまでに数カ月を要することも珍しくない。

ニューヨーク・タイムズによると、メキシコのマルセロ・エブラルド経済相は先週、ポッドキャストで次のように述べた。「絶え間ない見直しプロセスに引きずり込まれれば、投資は窒息する」。同相は「アジアのサプライヤーを置き換えるという目的が完全に台無しになる。両方を手に入れることはできない」と語った。

貿易戦争で中国が退き、メキシコとカナダが2大相手国に

米国議会図書館の説明によると、2019年2月まで中国は米国最大の貿易相手国であった。その後、トランプ大統領が第1期目に始めた貿易戦争が勃発し、続いて従来の北米自由貿易協定に代わるUSMCAが発効した。メキシコとカナダは米国にとって2大貿易相手国となり、3カ国の経済は緊密に統合されてきた。

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