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マーケティング

2026.07.08 09:15

健康より成長を求める消費者、4年ぶり逆転した電通の欲望調査

AdobeStock(写真はイメージです)

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電通マクロミルインサイトと電通の共同プロジェクトチーム『DENTSU DESIRE DESIGN(以下DDD)』は、消費に対する「欲望」の増減を予測する「欲望未来指数」の最新版を発表した。

今回の調査では、高い水準を維持してきた消費に対する欲望が下降傾向にあることがわかった。背景には、物価高や中東情勢への警戒感などがあると見られている。一方で、これまでとは異なる欲望が高まってきていることもわかった。

【調査概要】
調査内容:第12回「心が動く消費調査」
対象エリア:日本全国
対象者条件:15~74歳
サンプル数:計3000サンプル(15~19歳、20代~60代、70~74歳の人口構成比に応じて割り付け)
調査手法:インターネット調査
調査時期:2026年5月13日(水)~5月16日(土)
調査主体:株式会社電通 DENTSU DESIRE DESIGN
調査委託先:株式会社電通マクロミルインサイト

消費者の心を可視化した「欲望未来指数」とは

(欲望未来指数の概念図)

「欲望未来指数」は、DDDが2021年5月から実施している「心が動く消費調査」をもとにした指標だ。物価や景気、経済状況といった外的要因ではなく、消費者の「欲しい」「したい」という気持ちの増減を可視化するものとして算出している。具体的には、現代の消費者が持つ43種の「根源的欲求」、105種の「価値観基盤」、さらに「これから欲しいもの・したいこと」といった消費につながる意欲をもとにしている。

2026年5月に実施した調査に基づく最新版の欲望未来指数は234.0だった。前回比では16.0ポイント減、前年同月比では19.9ポイント減となった。直近3回の結果と比べても減少傾向となっており、これまで高い水準を維持してきた活発な消費意欲に、変化の兆しが見えてきた。

(欲望未来指数の推移)

自由と健康の欲望が減少

DDDでは「心が動く消費調査」から得られたデータをもとに、人間の消費行動を駆り立てる感情を「11の欲望」として可視化している。今回の最新版では「無理のない自由への欲望」と「心身平常運転の欲望」が、ともに前回比で40ポイント以上減少した。「無理のない自由への欲望」は、自由でいたい、縛られたくないといった自由や安楽に関する欲望を指す。「心身平常運転の欲望」は、健康でいたい、健康になりたいといった健康や平穏に関する欲望だ。

この2つの欲望は、2021年5月の調査開始以来、他の欲望と比べても高いポイントで推移してきた。特にコロナ禍以降は、日本人の欲望の中心を担ってきたものだという。そのため、欲望全体の総量が下がる中で、全体に占める割合が大きかったこの2つの減少幅も大きくなったとDDDは見ている。

次ページ > 挑戦・成長・創造への欲望が上昇傾向

文=福島はるみ

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