投資家は長年、バークシャー・ハサウェイの株式ポートフォリオを注視してきた。その前提にあるのは、ウォーレン・バフェットには勝ち組を選ぶ才覚があるという見立てだ。バフェットは2026年1月にCEO職を後継者のグレッグ・アベルへ引き継いだが、それでもこのポートフォリオは注目に値する。理由は2つある。バークシャーが潤沢な現金と経営資源を抱えていること、そしてアベルが埋めるべき前任者の存在が大きいことだ。
アベルは就任後最初の四半期に大きな変更を行った。長期保有してきたビザ(ティッカーシンボル:V)やマスターカード(MA)といった持分を手放す一方で、アルファベット(GOOG、GOOGL)、デルタ航空(DAL)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)を組み入れた。
第1四半期末時点のポートフォリオは、配当株に大きく偏重していた。配当を支払う24銘柄の持分が、2630億ドル(約42.34兆円。1ドル=161円換算)のポートフォリオの約97%を占めている。利回りが約3%から6%超の範囲にある上位6銘柄は、合計でバークシャー・ハサウェイに12億ドル超(約1932億円)の配当をもたらしている。
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオにおける配当利回り上位6銘柄
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオで利回りが最も高い6銘柄は次のとおりだ。
・クラフト・ハインツ(KHC)
・シェブロン(CVX)
・シリウスXMホールディングス(SIRI)
・メイシーズ(M)
・ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ(JEF)
・コンステレーション・ブランズ(STZ)
以下、各銘柄を詳しく見ていく。指標は企業報告書、StockAnalysis.com、WhaleWisdom.comを参照した。投資アイデアをさらに探すなら、2026年7月の注目銘柄と2026年7月の割安銘柄も参照してほしい。



