ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ(JEF)
ジェフリーズ・ファイナンシャルの主要指標
・配当利回り:3.12%
・株価:51.50ドル
・売上高:68億ドル(約1.09兆円)
・EPS:2.83ドル
・PER:14.0倍
・ROE:該当なし
・5年ベータ値:1.51
投資銀行・資本市場会社のジェフリーズ・ファイナンシャルは、2022年からバークシャーの保有銘柄である。バークシャーの保有額は1800万ドル(約28億9800万円)未満で、ポートフォリオで最も小さな持分だ。1株当たり年間配当1.60ドルは、バークシャーに約69万3000ドル(約1億1200万円)をもたらしている。
JEFに対するアナリストの見解
JEFに関するアナリストの見解は中立からポジティブまで幅がある。コンセンサス目標株価は22%超の上昇余地を示唆しており、その楽観論はM&A(合併・買収)活動の増加に支えられている。第2四半期にジェフリーズは投資銀行部門で過去最高の四半期業績を報告した。
それでもジェフリーズは、2026年の第1四半期と第2四半期において、全体としての利益予想を下回った。第2四半期の未達は、現在経営破綻している自動車部品サプライヤーのファースト・ブランズ・グループへのエクスポージャーが一因だった。2026年7月時点でジェフリーズは、そのエクスポージャーに関連する証券法違反の疑いについて、米証券取引委員会(SEC)および複数の法律事務所から調査を受けていると報じられている。
コンステレーション・ブランズ(STZ)
コンステレーション・ブランズの主要指標
・配当利回り:3.01%
・株価:136.88ドル
・売上高:91億ドル(約1.47兆円)
・EPS:9.61ドル
・PER:13.1倍
・ROE:23.69%
・5年ベータ値:0.38
バークシャーは2024年にコンステレーション・ブランズの持分を開設した。2026年の第1四半期には、ビール、ワイン、蒸留酒の生産者である同社の株式を1200万株超売却している。残る63万株超が、バークシャーに約260万ドル(約4億1900万円)の配当支払いをもたらしている。
STZに対するアナリストの見解
複数のアナリストはコンステレーション・ブランズに楽観的である。「強い買い」評価が少なくとも11件あり、コンセンサス目標株価は約24%の上昇余地を示唆している。同社のEPSは2026会計年度に14%減少したが、2027年度以降に回復し、成長軌道に戻ると見込まれている。
弱気派は、若い世代でアルコール消費が減り、関税が利益率を圧迫することで、コンステレーション・ブランズが苦戦しうると指摘する。強気派は、潤沢なキャッシュフロー、流通網、そしてコロナやモデロを含むブランド群を根拠に挙げる。
結論
バークシャー・ハサウェイのインカム型ポートフォリオは集中度が高い。シェブロン(CVX)とクラフト・ハインツ(KHC)の2銘柄だけで11億ドル超(約1771億円)を超える配当を生み出している。ただし、KHCの高い利回りは、財務の健全性というよりも株価下落を反映している側面がある。
要するに、バークシャー・ハザウェイに有効な手法が、個人投資家にとっても有効とは限らない。同社には潤沢な資金力があり、株式ポートフォリオ以外にも事業を抱えているため、リスク管理の枠組みに影響が及ぶ。バークシャーの選んだ銘柄を発想の手がかりにするのはよいが、ポジションの大きさや集中度については、自分自身の歯止めを設けるべきだ。


