美しい星空の鑑賞や天体観測を目的とした旅行「アストロツーリズム(天文観光)」の行き先として2026年、スペインの人気が急上昇している。「スペイン」と「星空観察」の2つの単語を組み合わせたグーグルでの検索数は、2026年に入って4568%増加した。すばらしい夜空を体験できる旅行先として、スペインの評判が高まっている証拠といえる。
ドイツに本社を置く旅行予約比較プラットフォーム「Omio」の最新分析では、スペイン全土で人口の多い50都市を対象に、星空観察に最も適した場所を調査。光害データ、夜空の明るさ、全体的な夜空の質などを比較し、天文観光におすすめの旅行先をリストアップした。
最高の夜空体験を求める旅行者が目指すべき行き先トップ5を紹介しよう。
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ
スペイン南部アンダルシア地方のヘレスは、総合スコアで100点満点中89.2点を獲得して1位に輝いた。光害の影響が少なく、夜空が暗いという最高の条件を備えており、流星群や星座を眺めるのにもってこいの環境だ。地元で生産されるシェリー酒や伝統のフラメンコも世界的に有名で、日中の楽しみにも事欠かない。
ラ・ラグーナ(テネリフェ島)
2位はテネリフェ島のラ・ラグーナで、総合スコア62.75点を獲得した。近くには欧州有数の天文研究施設であるカナリア天体物理研究所(IAC)の本部や天文台、博物館がある。
アルバセテ
3位にランクインしたのはスペイン南東部に位置するアルバセテだ。比較的暗い夜空があり、内陸部に立地することから周囲の都市部の光害の影響を軽減できている。賑やかな観光地から離れているため、星空観察を目当てに静かな環境を求める旅行者にとって最適な選択肢となっている。
タラッサ
バルセロナ近郊のタラッサは、大都市圏に近いにもかかわらず、総合スコア60.84点を獲得して4位に入った。夜空の質が非常に優れており、街から遠出することなく星空観察を楽しめる。
オビエド
アストゥリアス州の州都オビエドが総合スコア60.11で5位となった。スペイン北部の山岳地帯に位置し、周囲を山々に囲まれているため、国内の大都市に比べて光害の影響が少ない。



