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ビジネス

2026.07.03 16:23

AIを提訴したゲッティが、今度はAIと契約——「学習利用」については沈黙のまま

OpenAIとの契約により、ChatGPTはライセンス写真のショーケースとなる。だが、AIの学習利用については沈黙したまま——60万人のコントリビューターがまず読み取るべきはその点だ。

私の写真も何枚か、ゲッティのエコシステムの中に存在している。傘下ブランドのUnsplash経由で提供したものだ。累計で数百万回閲覧されてきたが、閲覧者は私の名前を知ることはないだろう。だからこそ、今週ゲッティがOpenAIにライブラリを開放したとき、私は一人のコントリビューターとして発表文を読んだ——書かれている言葉ではなく、書かれていない言葉を探しながら。

表面的な事実は明快だ。6月21日、Getty Imagesは複数年にわたる「表示契約」をOpenAIと締結したと発表した。同社のライセンスコンテンツがChatGPTの検索・発見機能に組み込まれるというものだ。平たく言えば、ChatGPTに画像を必要とする質問をすると、合成画像の代わりにライセンスされたゲッティの写真が表示されるようになる可能性がある。市場はこれを大いに歓迎した。株価が半分以上下落した1年を経て、ゲッティ株はプレマーケット取引で一時200%も急騰し、その後落ち着いた。

しかし、この急騰の先を読むと、プレスリリースは目立って情報が薄い。「複数年」が何年を意味するのか、財務条件は何か、いくらの金が動くのか——いずれも記載がない。収益配分も開示されておらず、そしてことさら、ゲッティの画像が将来のOpenAIモデルの学習に使用されるかどうかについては何も触れられていない。

その欠落こそが、この記事のすべてである。

学習利用はゲッティにとって脚注程度の問題ではない。同社が戦争を仕掛けた、まさにその争点なのだ。ゲッティはStability AIを大西洋の両岸で提訴し、約1200万枚の画像が無断でスクレイピングされ、画像生成AIの学習に使われたと主張した。しかし、この戦いは思わしくない結果に終わった。2025年11月、英国高等法院は大筋でStability側の主張を認め、ゲッティの中心的な著作権侵害の訴えを退け、商標に関する限定的な責任のみを認定した。

だからこそ、注目すべき対比がある。ゲッティが以前Perplexityと契約を結んだ際、その取り決めには学習利用を明確に許可しないと記されていた。今回のOpenAI向けの発表では、公の場でそのような線引きが一切示されていない。写真の「表示」をライセンスしながら、ゲッティが何年も、そして多額の訴訟費用をかけて守ろうとした権利——そして法廷で敗れたばかりの権利——については沈黙を守っているのだ。

株価について一言触れておきたい。この数字が感情面で大きな役割を果たしているからだ。ゲッティの株価は1ドルを下回っており、3桁のパーセンテージ上昇も、響きほど印象的ではない。浮動株の約17%が空売りされており、カバーまでの日数は約4.6日——まさに1つの好材料がショートスクイーズを引き起こす条件が揃っている。株価は約1.40ドルで寄り付き、日中2.66ドルまで上昇し、約1.19ドルで引けた。同社は依然として多額の負債を抱え、約9億8100万ドルの年間売上高に対して純利益率はマイナスだ。今週再評価されたのは「ストーリー」であり、会社の実態ではまだない。

とはいえ、ゲッティにとってそのストーリーは良いものだ。最大のAIチャットボットをライセンス写真の流通チャネルに変える契約——写真を無料で陳腐化させる競合ではなく——は、破壊の波の下敷きになるのではなく、その内側に入る方法だ。これは一連のパターンに沿っている。ゲッティはここ数週間、AI、スポーツ、エンターテインメントを同時に囲い込んできた。2026年ワールドカップに向けてU.S. Soccerとの複数年契約を更新し、トライベッカ・フェスティバルとの契約も延長した。このリポジショニングには一貫性がある。ゲッティは、合成画像では役に立たない場面でAIプラットフォームが頼る「ライセンス済み・出所明確なレイヤー」になろうとしているのだ。

そして話は、書かれていなかった言葉に戻る。この契約の実際の在庫となっている、私たち60万人のコントリビューターの仕事に。

コントリビューターにとって、「表示」は文の安心できる半分である。写真が露出し、クレジットが付与され、ひょっとすると販売につながることを示唆する。「学習」は空白のまま残された半分——そしてその半分こそが、あなたの画像がライセンスする資産として残るのか、モデルがすでに消化した原材料になるのかを決める。ゲッティは今のところ、目に見える権利を売り、目に見えない権利については何も語っていない。

これは巧みな交渉術かもしれない。弁護士たちが議論する間の暫定措置かもしれない。だが、月曜日の株価急騰を勝利の証と受け取るクリエイターたちは、気づくべきことがある。同社は敗北したばかりの戦場での休戦を祝っており、ここに至るために何を譲歩したのかについては口を閉ざしているのだ。

ChatGPTの回答に表示される写真は、ライセンス済みで、クレジット付きで、クリーンに見えるだろう。その写真を撮影したフォトグラファーが、契約に含まれるすべてに同意したかどうかは別の問題だ——そして今のところ、ゲッティにもOpenAIにも、その問いに答える者はいない。

forbes.com 原文

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