2. 加入している自動車保険は、機械的な故障も補償してくれるか?
これは重要なことだ。数十万円の出費につながる疑問である。
「人々が見落としがちな最大の"補償の穴"は、機械的な故障も標準的な自動車保険の補償範囲に含まれていると思い込んでいることです」と、ミラーは語る。
そうではない。ほとんどの自動車保険の契約は事故だけを対象としており、消耗や過熱、あるいは整備不良によって引き起こされた故障は補償外だ。
認識には大きなギャップがあると、ロードアシスタンス会社「Agero」のジョン・グリーン副社長は言う。
「ドライバーの85%がロードサイドアシスタンスプログラムに加入しているにもかかわらず、実際に故障した際にそれを利用する人はわずか18%に過ぎません」とグリーンは語る。
しかし、利用する場合でも注意しなければならない。ロードアシスタンスサービスは無料でレッカー搬送してくれるかもしれないが、実際に修理に掛かる費用や、オーバーヒートによって生じた二次的な損傷は補償されないと、グリーンは警告する。
また、ハーパーは細則に隠されているもう一つの「落とし穴」について指摘する。無料のレッカー搬送には走行距離制限があるということだ。この距離を超過した場合は、自己負担となる。
3. 自動車旅行の際にも旅行保険の加入を検討するべきだろうか?
「多くの人は、飛行機を使う旅行や船旅の際にのみ、旅行保険を検討します」と、旅行保険会社スクエアマウスのローレン・マコーミックは指摘する。しかし、旅行保険は自動車で移動する場合にも非常に有益だ。
「飛行機に搭乗したり、海外へ出かける場合以外でも、旅行保険はやはり必須です」と、保険やアシスタンスサービスを提供するアリアンツ・パートナーズで広報を担当するダニエル・デュラゾは述べている。目的地が自宅から100マイル(約161km)以上離れていれば、多くの保険プランで補償の対象となると、デュラゾは指摘した。この補償には救急医療や搬送も含まれているので、郊外で立ち往生してしまった場合など、不可欠な便益が得られる。
また、レンタカーを借りるのであれば、高額な窓口での保険加入を省くことで節約できると、デュラゾは言う。「1日たったの13ドル(約2050円)で、衝突、紛失、損傷を対象とするプライマリ補償を含む利点が得られます」とデュラゾは語った。
「一般的な例として、ロードアシスタンスサービスのレッカー搬送の走行距離制限は15マイル(約24km)程度です」とハーパーは言う。もし、砂漠を横断中に町から50マイル(約80km)離れた地点でラジエーターが破裂したら、残りの35マイル分の搬送費用は自己負担になる。
自動車に関する専門家として執筆・メディア出演で知られるローレン・フィックスに訊いてみるといい。彼女はイベントに参加するため、ノースカロライナ州シャーロットへ旅行したが、行きはタイヤがパンク、帰りはエンジンが故障するという災難に見舞われた。AAA(全米自動車協会)は、彼女の車を修理できるバッファローの街まで車を搬送してくれなかったという。
「結局、車を自宅まで運ぶために積載車の費用を自己負担しなければなりませんでした」とフィックスは振り返る。「数百ドルの現金を支払う羽目になりました」。


