1. 愛車は暑さに対する備えができているか?
6月や7月を無事に乗り切ったので、自分の愛車は大丈夫だと思う人がいるかも知れない。しかし、必ずしもそうではない。「8月下旬は、暑さに関わる車両の故障が最も多く発生する時期の一つです」と、自動車サイト「Modified Rides」の創設者であるショーン・ミラーは述べている。
夏の終わりに近づく頃には、愛車の冷却システムやバッテリー、タイヤ、ベルト類はすでに疲弊している。極度の暑さは消耗を早める。バッテリーが弱っていたり、冷却液の量が不足していたりなど、以前から見られた小さな問題が、炎天下の長時間ドライブ中に、ついに故障を引き起こすことはよくあるものだ。
「水温の警告灯や冷却液のわずかな漏れを放置しておくと、安価な修理で済む問題を大きな故障へ変えてしまうことがよくあります」とミラーは言う。
それだけではない。交通違反弁護専門の法律事務所「OTD Ticket Defenders Legal Service」を経営するロン・ハーパーは指摘する。この時期、路面の温度は65度を超えるため、金属部品が歪んだり、タイヤの表面が溶けることも十分あり得る。
「暑さは、バッテリーの寿命も縮めます」とハーパーは付け加えた。
ボッシュのモビリティアフターマーケット事業部で技術指導を務めるデュエイン・ワトソンもこれに同意する。絶えず負荷が掛かる自動車部品には、その影響が時間の経過とともに蓄積する。オイル交換とタイヤ交換は、最も遅れがちなメンテナンス作業だとワトソンは言う。だが、エンジンのエアフィルターのことも忘れてはいけない。
「エンジンのエアフィルターを推奨期間内に交換しないと、車のエンジンにさらなる負荷がかかり、故障につながるおそれがあります」とワトソンは語る。
キャンピングカーなどを牽引する場合は何が起きるか?
タイヤが消耗している思うなら、キャンピングカーのタイヤにどんなタイヤが装着されているかを確認するべきだ。
キャンピングカー業界のベテランで、専門サイト「StressLess Camping」を運営するトニー・バーテルは、これにまつわるトラブルを日常的に目にしている。バーテルによれば、キャンピングトレーラーではタイヤの破裂が「極めて頻繁に」起きているという。
「多くの牽引式キャンピングカーには、安物のタイヤが使われています。このようなタイヤには蔑称があるのですが、ここでは語るのを控えたいと思います」
このような安売りのタイヤの多くは、上限速度が時速65マイル(約105km/h)となっている。しかし、キャンプ場へ早く着きたがるドライバーたちは、しばしばそれを大きく上回る速度でキャンピングカーを牽引することがある。過剰な速度と、65度を超える路面温度、そして重い荷物が重なれば、夏の災難を引き起こす条件がすべて揃う。
バーテルは、適当なレッカー車が派遣されるまで、道路脇で2日も3日も待たなければならなかった人たちを知っている。


