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ライフスタイル

2026.07.03 14:45

趣味は「ビジネス後の人生設計」にはならない──オーナーが目的を見いだす3つの方法

stock.adobe.com

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事業オーナーの皆さん。最後に本当の休暇を取ったのはいつだろうか。

私が言っているのは、都市での連休や南国の島での1週間ではない。心からリフレッシュできる本物の休息のことだ。2週間、3週間、あるいは4週間。仕事とのつながりを一切断つ休暇である。

多くの事業オーナーと同じなら、答えはおそらく「一度もない」だろう。そうした旅行は高額なだけではない。機会損失への恐れから、発想そのものが不可能に思えることが多い。

そして最大の問いが残る。では、何をするのか。

ゴルフか。イブプロフェンの買い置きは十分だろうか。釣りか。日焼け止めがいくらあっても足りない。ビーチで寝転ぶのか。2週目のどの瞬間に退屈するか、正確に教えてほしい。

オーナーが引退について誤解していること

私の会社は10年ごとに、事業オーナーを対象とする全国調査「National State of Owner Readiness Report」を実施している。オーナーがどのようにエグジットを計画し、アドバイザーがより効果的なサポートを提供するには何が必要かについて知見を集めるためだ。最新の2023年版では、米国の事業オーナー1162人を調査し、42%が事業を離れた後は単に「引退」するつもりだと回答した。

だが、「引退」とは一体何を意味するのか。残念ながら、多くの人が「長い休暇」という発想にとどまっている。そして間もなく、週40時間、50時間、場合によっては60時間の仕事を余暇活動に置き換えることが、実現困難なだけでなく、魅力的でもないと気づくはずだ。

だからこそ、一部の事業オーナーは引退をすぐに後悔する。わずか数カ月でそうなることすらある。

それは金の問題ではない。時間の問題でもない。目的の問題なのである。

成功だけではなく、「意義」を求める欲求

目的は、リーダーによって無数の定義がある。私にとって目的とは、人生のどの段階でも充実感を生み出す、重要で意味のあるインパクトをもたらすことを指す。

マズローの欲求階層説は、人間の欲求を5段階で示している。出発点は、空気、食べ物、住まいといった必需品である。次に安全がくる。最初の2段階は、金で概ね満たせる。そして必要な金額は、あなたが思うほど多くないかもしれない。では、その先は何か。愛、帰属意識、自尊心である。最高段階にあるのは、自己の可能性の追求、個人的成長、そして最終的な自己実現だ。

人は、単なる成功ではなく、意義ある人生を望む。

こうした欲求は、エグジット後に消えるわけではない。人間としての本質の一部である。にもかかわらず、事業オーナーである私たちは、事業が成功しているかどうか──そしてそれは多くの場合、金を意味する──に過度にとらわれ、事業が「重要」なのかを立ち止まって考えることがほとんどない。レガシーを残すのか。個人的成長や自己実現の達成に寄与するのか。

しかし、ここではエグジット後の人生について話しているのだから、別の角度も考える必要がある。事業がもはや存在しないとき、どうやってこれらの目標を達成するのか。

ここまでで明らかなように、私たちが話しているのはビジネスだけではない。あなたの人生である。私は、事業オーナーであるうちに個人としての目的を定義することが、エグジット後の人生を成功させる鍵だと考えている。仕事の構造が変われば、目的を満たすための新しい手段が必要になる可能性が高い。

どこから始めるべきか

最大の問題は、十分な数の事業オーナーが、働いているうちに個人の目的を定義していないことだ。後回しにできると思っている。しかし待つことは、しばしば後悔につながる。個人の目的を定義するための方法を3つ紹介する。

1. 棚卸しをする。今すぐに。

個人の目的を定義することは、エグジット後の人生に役立つだけでなく、今この瞬間においても、より明晰なリーダーであることを助ける。ただし、これは短時間で終わる作業ではない。何度も反復し、深く、正直に考える必要がある。

始めることが最も難しい場合が多い。父であり当社の会長でもあるクリストファー・スナイダーは、著書Walking To Destiny: 11 Actions An Owner Must Take to Rapidly Grow Value & Unlock WealthでS.T.E.P.メソッドを勧めている。S.T.E.P.は、精神性(Spiritual)、モノ(Things)、経験(Experiences)、人(People)の頭文字である。目的を見いだすために、次のような問いを自分に投げかけてほしい。

精神性:より高次の存在との関係、あるいはあなたの精神性を動かしているものは何か。

モノ:あなたの人生で、個人の目的の達成に役立っているものは何か。どんなものを望んでいるか。

経験:どんな経験が喜びをもたらすか。

人:あなたの人生で最も大切な人は誰か。

個人の目的が定まれば、それは事業の意思決定の指針となる。どの仕事が目的と整合し、どれは委任したほうがよいのか。

2. 計画をつくる。

事業オーナーであるあなたには、おそらく事業計画と個人の資金計画があるだろう。しかし個人の計画がなければ、目標が的を外す可能性がある。

理想的には、事業、資金、個人という3つの計画は、腰掛けるスツールの3本脚のように、互いを支え合うべきである。1本欠ける、あるいは弱ければ、スツールはぐらつく。

個人の計画には、次を含めるべきだ。

Vision:10年後、あらゆる領域で、あなたは個人の目的にどのように近づいているか。

Strategy:ビジョンの実現に近づくために取り得る、3年単位の大きな一歩は何か。

Goals:その戦略に向けて、1年でどのような測定可能な進捗を達成できるか。

Action:次の90日で、1年目標を達成するための重要なステップは何か。

3. 計画を実行する。

90日間のアクション・スプリントの終わりには、1年目標に到達するための新たな90日アクションを設定したい。そして各年の終わりには、3年戦略に整合するよう再調整したい。

あなたの事業を、買い手となりうるオーナーの目線で見てほしい。日々の行動のすべてにあなたが入り込んでいるなら、買い手が購入するのは、独立して稼働する事業ではなく、職である。事業からの分散は、買い手にとっての魅力を高めると同時に、あなたが個人の目的を満たすことに集中する余地を生む。

エグジット後の人生

今のうちから目的に取り組んでいれば、エグジット後の充足は得やすくなるはずだ。何が喜びと満足をもたらすのかを、すでに言語化できているからである。もはや乗り物としての事業はなくとも、市民活動、慈善活動、コンサルティング、メンタリング、あるいは別の事業の買収を通じて、貢献はできる。目的の明確な理解がなければ、それを行うのははるかに難しい。

だから、ゴルフを楽しもう。旅に出よう。孫と過ごす時間を大切にしよう。ただし、自分に満足をもたらすものが何かを理解した上でそうすることだ。そして、いまから進路を描き始めてほしい。

forbes.com 原文

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