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ビジネス

2026.09.06 14:15

孫正義「他人の評価が気になった時は」贈りたくなる言葉集 vol.7

Forbes JAPAN編集長編著『Forbes JAPANが選ぶ 未来をひらく言葉』から、Forbesが過去取材したビジネスリーダーたちの名言を紹介する。

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正解のない時代に「未来をひらく」仕事をなし得た彼ら・彼女たちは、自らの行動からどんな言葉を紡ぎ、何を導き出したのか。「名言こそ未来に伝えるべき共有物だ」をコンセプトに、リーダーたちの言葉をひもとき、われわれの「今日の行動」に転換すべく読み解くコラム。第7回の今回は、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長兼執行役員、ARMホールディングス会長、福岡ソフトバンクホークス取締役オーナー 孫正義の言葉を紹介する。


リーダーがもつべき「頂情略七闘」

過去は忘れてください。戦術にはいくつか悔いもあります。しかし、戦略はぶれません。ビジョンですか? 不変ですよ

──孫正義

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Getty Images
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1983年、26歳の孫さんは肝炎を患い、余命5年を宣告された。入院中、「孫子の兵法」の関連書を読み漁り、自身とかけ合わせ、経営実践の書「孫の二乗の兵法」をつくった。5つの漢字「頂情略七闘」がリーダーのもつべき智恵と言い、「頂」は「山に登る前から、頂上から眺める下界の景色を想像すること。登る山を決めよ。ビジョンをもて」と言う。「情」はそのための情報収集で、彼は40の新事業を考え、それぞれの資料の東は高さ1メールに。「略」はビジョン実現の戦略で、勝った後のイメージを想像し、集めた情報を削ぎ落として絞り込む。「七」は「五分五分の時に戦いを仕掛けるのは愚かであり、勝ち目9割では手遅れ。7割以上の確率を理詰めで詰めて、失敗の範囲が3割を超えるリスクは犯さない。ダメそうだと思えば、涙を呑んで部署を捨てる」。そして「闘」は、「闘って初めて事がなせる」というものだ。

それでも失敗はするが、判断は早い。2020年、ウィーワークへの投資が失敗すると、米Forbes記者に「過去は忘れてください」と言った。「24時間の中で影の長さは大きく変わります。人々は影の長さを見て、怖気づいたり、自過剰になる。身長は変わらないのに」。世評という「影」に一喜一憂せず、自らの「身長(ビジョン)」を冷徹に見つめ続ける姿勢が、戦いに必要な「戦理」なのだ。


孫正義(そん・まさよし)◎ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長兼執行役員、ARMホールディングス会長、福岡ソフトバンクホークス取締役オーナー。1957年、佐賀県生まれ。79年に自動翻訳機を発明、シャープへ売却。81年に日本ソフトバンク創業。94年に株式を店頭公開し、96年にアメリカのベンチャーYahooと合弁でYahoo JAPAN!を設立。2001年、Yahoo! BB事業を開始。04年に日本テレコム買収、2年後にはボーダフォンを買収、携帯電話事業に本格参入した。

『Forbes JAPANが選ぶ 未来をひらく言葉』(藤吉雅春編著、だいわ文庫)
Forbes JAPANが選ぶ 未来をひらく言葉』(藤吉雅春編著、だいわ文庫)

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Forbes JAPANの贈りたくなる言葉集

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