米国時間7月2日、テスラの株価が急落した。同社が発表した第2四半期の納車台数は市場予想を数万台も上回る大幅な伸びを記録し、欧州市場での販売も回復しているものの、投資家の間で根強い迷いがあることを示唆する形となった。
7月後半に予定されている第2四半期決算の発表に先立って米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、第2四半期におけるテスラの納車台数は48万126台だった。これは市場予想の40万6000台を大きく上回り、第1四半期の約35万8000台からも増加している。
欧州自動車工業会(ACEA)のデータによると、欧州市場におけるテスラ車の販売も大幅に回復しており、1月から5月における販売台数は昨年と比べ77%増加したと報じられている。
こうした好材料があったにもかかわらず、2日の市場取引開始直後からテスラ株は下落し、東部夏時間午後1時頃には約8%安を記録した。
テスラに対しては少なくとも1人の著名投資家が弱気な見方を示している。それが著名投資家のマイケル・バーリで、サブプライム住宅ローン危機を予見したことで知られる。映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のモデルにもなった人物だ。バーリは6月30日、テスラ株のショートポジションを構築したことを明かした。
バーリは30日、サブスタックへの投稿の中で、「テスラを416.22ドルで空売りした。株価がこの水準に戻ってくれて嬉しい」と述べた。この投稿は主にバーリが主張する半導体バブルの分析に割かれており、テスラについての言及はこれ以外になかった。バーリはこの空売りの規模を明かしておらず、投資判断に関するその他の背景も説明していない。



