テスラは第2四半期にハイエンドクラスのモデルSとモデルXの生産を終了した。現在はセダンのモデル3、SUVのモデルY、およびサイバートラックの3車種に注力している。テスラのデータによると、第2四半期の納車台数の大部分をモデル3とモデルYが占めており、サイバートラックの納車台数は1万2364台にとどまった。
2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ大統領が勝利して以降、テスラは欧州市場で逆風に直面してきた。マスクがドイツの国政選挙を前に極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を表明するなど、政治的なスタンスを公に強めるにつれて消費者のテスラ離れが進んだためだ。ロイターの報道によると、昨年の欧州での販売台数は約27%減と急落した。
推定資産額9724億ドル(約156.56兆円。1ドル=161円換算)のイーロン・マスクは世界富豪ランキングで首位の座にある。しかし、2日のテスラ株の下落に加え、最近上場したばかりのスペースXの株価が横ばいで推移したことにより、彼の資産額は140億ドル(約2.25兆円)以上減少した。また、1日のスペースX株の急落によってマスクの資産額は約500億ドル(約8.05兆円)減少し、史上初の「トリリオネア」の地位からも転落している。
テスラが好調な納車台数を発表するわずか数日前には、同社が展開する電動トラック「セミ」が初めての死亡事故を起こした。ネバダ州にあるテスラのギガファクトリーから約30マイル(約48キロメートル)離れた場所で、同社のトラックがフォルクスワーゲン・ビートルに衝突し、ビートルに乗っていた2人が死亡した。事故の詳細はまだ不明だが、ライアン郡保安官事務所は「セミの運転手が居眠り運転をしていた可能性がある」と述べている。


