7月は天の川を眺めよう
この7月、星空ファンにとって見逃せない観測期間は8日の下弦の月から14日の新月前後までの1週間余りだ。宵の空から月明かりが消えるため、光害の少ない地方では天の川が美しく見える。
日没後、2時間ほどしたら外に出て南東の方角を向き、目が暗闇に慣れるまで約15~20分待とう。街明かりがなく空気の澄んだ場所からなら、濃淡のある青白い光の帯がいて座とさそり座の間から立ち上り、夏の夜空へと伸びているのが見えるはずだ。時間とともにゆっくりと角度をつけて昇っていく、それが天の川だ。

「流星群の季節」が始まる
7月になると夏の流星群シーズンが始まる。ただ今夏、主な流星群の極大日は、観測条件がまちまちだ。
夏の流星群の代名詞的存在であるペルセウス座流星群は、7月17日頃に活動が始まり8月24日頃まで続くが、見ごろを迎えるのは8月に入ってからとなる。極大は8月13日午前11時頃と予想され、その直前の12日夜~13日未明に最も多くの流星が見られそうだ。ちょうど13日が新月なので、今年最も期待できる流星群といっていい。

7月末には、みずがめ座δ南流星群とやぎ座α流星群がほぼ同時に極大となる。前者は理想的な観測条件下なら1時間に約25個の流れ星が出現し、後者は流星数こそ1時間に約5個程度ながら、火球が流れることで知られている。だが、今年は満月を過ぎたばかりの月明かりが暗い流星をかき消してしまうため、月を背にして辛抱強く夜空を眺めよう。明るい火球を目撃できるかもしれない。
今後の夜空の見どころ
2026年8月は、今年屈指の天体観測に適した1カ月になることは確実だ。8月2日、水星が西方最大離角となり、日の出前の東の低空で短時間ながら見つけやすくなる。8月12日(日本時間13日未明)にはグリーンランド、アイスランド、スペインの一部で皆既日食が起こり、北米やその他欧州では部分日食が観測できる。その同じ夜、月のない空でペルセウス座流星群が極大を迎える。
8月28日には「スタージョンムーン(チョウザメの月)」の異称を持つ満月が昇り、北南米、欧州、アフリカでは部分月食となる。月の約96%が地球の影に入って赤みがかった錆色に染まるだろう。


