AIをめぐる米国政府の対応
OpenAIやアンソロピックがここ数カ月の間に投入した新しいAIモデルをめぐり、米国政府からは批判の声が上がっている。国防総省は3月、自社のAIが米国内の大規模監視や自律型兵器に無制限に使用されることを防ぐための制限の撤廃をアンソロピックが拒否したことを受け、同社を「サプライチェーンリスク」に指定した。国防総省はその数日前、アンソロピックとの交渉が決裂するさなかにOpenAIとの契約を締結したが、これがAIや法律の専門家から批判を招いていた。
ドナルド・トランプ大統領は6月、企業が新しいAIモデルを一般公開する前に政府の監視を受けることを義務付ける大統領令を発令した。OpenAIは先週、新しいAIモデルをリリースすると発表したが、一般公開については、米政府の承認を受けた「信頼できる少数のパートナー向けの限定的なプレビュー」の後になるとしている。
アンソロピックが30日に発表したところによれば、商務省は「Claude Fable 5」と「Claude Mythos 5」に対する輸出規制を解除した。政府は国家安全保障上の懸念を理由に外国籍ユーザーによるこれら最新AIモデルの利用を規制していた。ハワード・ラトニック商務長官によれば、政府はアンソロピックと「緊密に連携」し、「Fable 5の分析と改善」を行うとともに「AI分野における米国のリーダーシップを強化」したという。


