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健康

2026.07.04 11:15

起立性調節障害を克服した人が語る回復への最大の特効薬と周囲の理解

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中学生の約1割に見られるとされる起立性調節障害(OD)は、朝起きられない、立ち上がるとめまいやふらつきが生じるなどの症状により、学校に行けなかったり、学業に支障をきたしたりする病気だが、「怠けているだけだ」と誤解されることが多く、それが当人をさらに追い詰める。

そこで一般社団法人起立性調節障害改善協会は、以前にODと診断され、今は回復または症状が大きく改善した117人を対象に「起立性調節障害の回復・長期予後に関する実態調査」を実施した。つらい病を克服した人たちの経験をもとに、「先の見通しと希望」を現在の患者たちに届けることが狙いだ。

まずは、診断されてから症状が落ち着くまでの期間を尋ねた。すると、半年から1年程度が36.8パーセントともっとも多く、1〜2年程度、半年以内と続いた。2〜3年程度、3年以上という人たちも1割弱いるが、通常は年齢を重ねるごとに自然に回復することも多く、決して治らない病気ではないことがわかる。

OD患者は、学校の遅刻や欠席が増えた(32.4パーセント)、部活や行事に参加しづらかった(12.1パーセント)、受験や進学で苦労した(11パーセント)といった辛い経験をしている。なかには、通信制や定時制など別の学び方を選んだという人もいる(12.1パーセント)。

現在の様子を尋ねたところ、「波はあるが自分なりに付き合えている」という人が47.9パーセントともっとも多かった。通学や通勤が問題なくできている人が29.9パーセント。通信や在宅など自分に合った方法を導入してやっている人が15.4パーセントと、ほとんどの人がそれなりに社会生活を送っている。

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文 = 金井哲夫

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