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リーダーシップ

2026.07.03 09:15

1on1より雑談が効果的 心理的安全性を高めるコミュニケーション

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心理的安全性という言葉が広まり、多くの企業が1on1や研修といった制度を導入してきた。だが、仕組みを整えるほど現場の安心感が増していくのかというと、必ずしもそうではないようだ。社内コミュニケーション支援を手がけるIKUSAが一般社員を対象に実施した調査で、現場の本音が見えてきた。

雑談が1on1を上回る理由

心理的安全性を高めるのに効果的だと思う施策を尋ねると、最も多く選ばれたのは「日頃の雑談など」で45.0%にのぼった。「失敗の共有文化」(26.5%)、「1on1(面談)」(23.3%)が続き、雑談は1on1のおよそ2倍の支持を集めている。

多くの企業が制度として1on1を取り入れているにもかかわらず、現場が実際に効果を感じているのは、より日常的なやりとりのほうだった。

この結果は、心理的安全性が制度の有無よりも、個々の関係の積み重ねによって育まれることを示している。仕組みとして整えられた対話よりも、何気なく言葉を交わせる関係のほうが、現場では信頼の基盤になっているようだ。

本音を遠ざける報告の場面

職場で本音をどの程度言えるかを尋ねると、「言いにくい」(17.0%)と「全く言えない」(13.5%)を合わせて約3割。心理的な壁を感じながら働いている人が、決して少なくないことがわかる。

では、どんな場面で人は萎縮するのか。心理的安全性が低いと感じる場面を尋ねると、「ミス・失敗を報告するとき」が35.0%で最多となり、「反対意見を伝えるとき」(29.3%)が続いた。評価や人間関係への不安から、失敗や異論ほど率直に切り出しにくい構図がうかがえる。

安心して話せる職場には、成功だけでなく失敗や異なる意見も受け止める文化が欠かせないといえる。

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文=池田美樹

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