夏の旅行需要に減速の兆しは見られないが、米国人はこれまで以上に価格と節約を重視して休暇の計画を立てているようだ。
米旅行予約サイトのエクスペディアと米民泊予約サイトのバーボから明らかになった最近の動向によると、旅行者はかつてより戦略的に旅行の検索や予約をするようになっており、貴重な休暇を犠牲にすることなく、手頃な価格の選択肢を優先している。
エクスペディアによると、低価格旅行への需要は過去1年間で大幅に増加した。予算フィルターを使用した検索数は前年比で1265%以上伸びており、エコノミークラスの航空券への関心も前年比120%拡大している。そのほか、費用を抑え、予算を管理しやすいパッケージ旅行にも再び関心が集まっている。エクスペディアによると、料金一括込みの宿泊プランの検索数は50%増加しており、旅行者が費用の予測可能性を求めていることが浮き彫りになった。
また、ロイヤルティー特典の利用が増加している点も注目に値する。米宿泊予約サイトのホテルズ・ドットコム、エクスペディア、バーボの共通のポイントプログラムであるワンキーキャッシュの利用は前年比で35%増加しており、旅行者が今年の夏は自己負担額を抑えようとしていることが示された。
バーボでも同様の傾向が見られる。同社によると、夏の宿泊予約の37%が割引物件であり、旅行者は直前割引で料金が下がることを狙って、予約の確定を先延ばしにしているようだ。
これらのデータは、夏の旅行に関する行動の変化を示している。多くの米国人にとって経済的な圧力は明らかに大きな懸念事項だが、旅行を取りやめるのではなく、消費者は割引を探したり、特典を活用したりすることで、予算の超過や借金をせずに休暇を楽しめるよう、これまでより計画的かつ慎重に旅行を計画するようになっている。



