大庭学園、FROGS、星槎国際高等学校は6月25日、2027年4月に沖縄県に通信制サポート校の「OFI高等学院(Ooba FROGS Innovation高等学院:仮称)」を開校すると発表した。アントレプレナーシップ教育が特徴の同校は、「高校は、準備期間じゃなくていい」をコンセプトに、生徒一人ひとりの「好き」を3年かけて社会につなげる。初年度の定員は60名、学費は月額5万円だ。
OFI高等学院の特徴は、3者連携による「本格的なアントレプレナーシップ教育」にある。広域通信制高校を運営する星槎国際高等学校が高校卒業資格を保証し、地域に根ざす大庭学園が運営と居場所を担い、沖縄発のアントレプレナーシップ人材育成プログラム「琉球frogs」を運営してきたFROGSが独自カリキュラムと起業家ネットワークを提供する。オープンイノベーション型の学校作りでもある。
アントレプレナーシップ教育で違いを出していきます。ただ、僕らは、起業家を増やすことが目的ではありません。自分で問いを立て、仲間と動き、社会に価値を届ける力を育てたいと思っています。その力は、起業でも進学でも就職でも、どんな進路でも使えますから」(FROGS/OFIカリキュラム担当、開校時教頭就任予定・國吉イチ)
そして、3つの特徴として、以下を掲げている。(1)「失敗してもいい」を本気で。3年間でゆっくり、でも確かに変わる、(2)本物の起業家に学び、AIでアイデアを形にし、お金の流れまで学ぶ、(3)放置されない通信制 。月1回の伴走と、保護者にも見える成長の記録、だ。
FROGS代表取締役 兼 CEOの山崎暁は「私たちは2008年から沖縄の中学生・高校生・高専生・専門学校生・大学生・大学院生を対象とした、半年間の選抜メンバーによる実践型プログラム『琉球frogs』を運営してきました。こうした同プログラムの経験や知見、ネットワークを広く生かして、社会的インパクトにつなげていきたい。同プログラムは2019年から沖縄以外の各地(26年現在、北海道、茨城、宮崎、沖縄)に展開し、全国で232人の卒業生がいて、彼ら彼女らからは『人生の景色が、一気に広がった半年間だった』という声も聞きます。半年間でも人は変わるという手応えを、3年間に広げていく挑戦をしていきます」と話す。
「琉球frogs」は卒業生の6〜7人に1人が自分で事業を立ち上げるなど、15%が起業し、全国平均4~6%と比較しても高水準。「難関大学や海外への進学、スタートアップで活躍など進路はさまざまですが、共通するのは『自分で選んでいる』こと。それがとても重要です」(山崎)
同校は今後、2027年4月の開校に向け、2026年7月から沖縄県内外で説明会・体験会を順次開催していく。
FROGS代表取締役 兼 CEOの山崎暁は文部科学省アントレプレナーシップ推進大使であり、『Forbes JAPAN』2026年8月号で特集した「『アントレプレナーシップ教育 未来をひらく先生』100人」企画でアドバイザリーボードを務めた1人だ。



