物価高が続いても、食卓から楽しさを消したくない。節約しながら時間も手間も省きたい。2026年の食トレンドには、そんな欲張りな本音がにじんでいる。
レシピ動画メディア運営のエブリーが、「デリッシュキッチン」の検索データとSNSのヒット投稿から読み解いた2026年の食トレンドランキングを見てみよう。
節約より時短を求める食卓の変化
2026年上半期食トレンドランキング1位は「冷凍ストック」だった。5年前と比べて「冷凍作り置き」の検索は約3.3倍に増え、公式インスタグラムの関連動画は200万回再生を超えている。
おもしろいのは、同社の意識調査で節約を最も気にしている費目として「食費」が42%でトップに挙がっているが、冷凍作り置きへの期待として最も多かったのはコスト削減ではなく時短だった。週末にまとめて仕込んでおけば平日はレンジで温めるだけという週末冷凍ストックのスタイルが、忙しい食卓の新しい定番になりつつある。
2位は「メキシカン」。タコス検索は前年同月比2倍に伸び、ワカモレも同じく2倍。輸入食品店だけでなく一般のスーパーでも材料が揃うようになり、具材を自分好みにカスタマイズしながら友人と一緒に楽しむタコパ(タコスパーティー)という楽しみ方も広がっている。
3位は「ブロッコリー」。2026年4月に52年ぶりの指定野菜に加わり、検索は2019年比で約1.7倍に増えた。豚肉、豚バラ、鶏肉など主菜食材との組み合わせ検索が上位を占めることからも、副菜の脇役からメインおかずへと扱われ方が変わってきているのがわかる。



