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2026.07.01 11:30

メタ、真の資産はアプリではなく「パイプライン」 Threadsが5億人突破

ThamKC - stock.adobe.com

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いまや毎月5億人がThreadsを開いている。Metaは2026年6月、この節目を迎えた。Xに対抗して同アプリを立ち上げてから、約3年が経ったタイミングだ。

Threadsは、スタートアップが通常たどるような方法で5億人のユーザーを獲得したわけではない。新規ユーザーを獲得するために何年も莫大なマーケティング費用を投じ続けることも、無名の状態から這い上がることもなかった。2023年7月のアプリローンチ時、Metaは誰でもワンタップでInstagramのアイデンティティをそのまま引き継げるようにした。ハンドル名、フォロワー、ソーシャルグラフ──すべてが数秒で移行できた。Threadsは、すでに顧客(オーディエンス)が確保された状態でサービスを開始したのだ。

Metaの最も価値ある資産は、ThreadsでもInstagramでもFacebookでもない。それらの間で人々を、ほぼコストゼロで移動させるパイプラインだ。しかし市場は依然として、同社を個別アプリの集合体として評価している。

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Threadsはいかにして5億人に到達したか

Threadsは2025年8月に月間ユーザー4億人を突破した。そこから約10カ月で次の1億人を上乗せした。しかも、Threadsが挑戦すべく作られたプラットフォームであるXは、5月時点で月間ユーザー約5億5000万人の前後にとどまっていた。3年前に誕生したアプリが、打倒すべき既存勢力の射程圏内に入ったのである。

同社は節目に、製品に関するニュースも添えられた。Metaはコミュニティ機能をベータ版から正式版に移行し、専用ハブを設けた。さらに「Your Algo」をローンチした。これは、一定期間にわたってフィードに表示したいコンテンツの増減をユーザーが指定できる機能だ。これらはリテンション(継続利用)のためのツールである。ユーザー獲得の問題が解決し、人々を引き留めることに焦点が移った段階で、企業はこうしたツールを構築する。Threadsは生き残れるかどうかという段階をすでに過ぎている。Metaは今、チューニングの段階にいる。

もしThreadsがかつてTwitterがそうしたように自力でユーザーを見つけなければならなかったとしたら、こうしたことは何一つ実現しなかっただろう。ローンチ時、このアプリは実質的にInstagram内のボタンだった。すでに20億人がInstagramを使っていた。Metaはその一部を新しい製品に誘導し、一夜にして新たなネットワークが出現した。最初のユーザーを獲得するコストは実質ゼロだった。なぜなら、Metaは誰かを「獲得」していたわけではないからだ。自社が握るユーザーの関心(アテンション)を、別の場所へと誘導しただけにすぎない。

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