パイプラインこそが資産
これこそ、市場が過小評価し続けているものだ。ほとんどのモデルは依然として、Metaをその構成要素の合計として見ている。Facebookはユーザーベースで評価され、Instagramは広告収入で、Reality Labsはコストのかかる実験として、Threadsは副次的な賭けとして扱われる。各アプリはそれぞれの数字で採点され、どれか1つのアプリでも四半期業績が低迷すれば、企業全体の評価が下がってしまう。このフレームワークは、企業がすなわちアプリだった時代には適合していた。しかし今のMetaを説明するものではない。
Metaが運営しているのは、配信ユーティリティに近いものだ。各アプリは店舗である。資産は店舗間をつなぐ道路であり、新しい店舗がオープンするたびに数億人をその道路に沿って移動させる能力である。Threadsは、その道路がフルスケールで機能することを証明した。テキストアプリが3年足らずで5億人に到達した理由はただ1つ、オーディエンスを探す必要がなかったからだ。
無料の配信力が実際にもたらすもの
この優位性が何であるかを正確に理解する価値がある。無料の配信力は、製品の成功を保証するものではない。それが取り除くのは、ほとんどの挑戦者を始まる前に殺してしまう唯一のコスト──ゼロからオーディエンスを構築するコストである。
Threadsのライバルをローンチする独立企業は、発見されるためだけに何年もの歳月と莫大な資金をマーケティングとインフラに費やすことになり、その資金の大半は忠実なユーザーに転換されることはない。Metaはこの段階を完全にスキップする。すでに集まっていて、すでにログインしていて、すでにワンタップの距離にいる人々に製品を開放するのだ。リスクが軽減されるのは、コールドスタートの部分である。製品は依然として、パイプラインが手渡したオーディエンスを自ら獲得しなければならない。しかし、それをフルスケールで、即座に、無料で行うのだ。
これにより、Metaが行うあらゆる新しい賭けの計算が変わる。問いは「誰かが来てくれるか」ではなくなる。「すでに来た人々を引き留められるほど、製品は優れているか」になるのだ。
プレイブックはすでに実行中
これは予測ではない。Metaは今まさに、ソーシャルフィードとは無関係な2つの製品で同じ戦略を実行している。


