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経済・社会

2026.06.30 14:45

日本のポピュリズムは抑制されているのか? 参政党が果たした意外な役割

ジアコモ・バグナラ=イラストレーション

ポピュリズムが台頭する理由

経済学101 : なぜ世界的にここまでポピュリズムが勃興してるのでしょうか? この時期に世界中で同時多発してるしているのは何か共通の特別な原因等はあるのでしょうか? 

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高宮:通説的には、経済格差の拡大に対する反動が背景にあるとされています。国内的にも、参政党の支持層は就職氷河期世代や非正規労働者が多く、れいわ新選組は失業者、国民民主党は若者が支持したとされています(『日本経済新聞』2025年11月7日、『朝日新聞』2025年7月20日デジタル版) 。日本は格差が拡大したというより、全体的に沈んでいる印象ですが、やはり経済的苦境の影響が大きいと思います。

世界的に経済格差が拡大している要因は2つあり、1つ目はグローバル化です。先進国では、中間層の仕事が途上国や移民に奪われ、移民排斥運動が起きています。右派は新自由主義、左派はコスモポリタニズムを打ち出すことで、国境線をなくしていきました。この時期、伝統的な左派政党は、人種・ジェンダーなどのアイデンティティ・ポリティクスに注力しており、普通の労働者が救われない状況になっています。

2つ目は、主たる産業が製造業など第二次産業から、金融業や情報通信(IT)を始めとする第三次産業にシフトしたことです。金融やIT産業は製造業と異なり、マンパワーがそこまでいらないので、選ばれし一部の高学歴エリートに富が集中します。特に最近はIT技術の発達で、製造業もロボットやAIが労働力を代替するようになってきています。アメリカのウォール街の金融マンだったり、いわゆるGAFAやマグニフィセントセブンなどのIT産業従事者の収入は凄まじいわけです。アジアでも、韓国のサムスン・LG、台湾のTSMCの収入は圧倒的です。

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その結果、高学歴エリートと、スキルがない低学歴の人たちの経済格差が広がって、右派ポピュリズムの支持につながったとされています。なので、フォーブスさんの読者の皆さまには耳の痛い話だと思うんですが、高所得の皆さんが今日のポピュリストを作ったと言える面があるかもしれません。

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青野浩=インタビュー

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