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サイエンス

2026.07.10 18:00

全長24m、史上最大の巨大ザメ「メガロドン」はなぜ絶滅したのか

stock.adobe.com

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ホホジロザメ(学名:Carcharodon carcharias)は、現在の海洋における頂点捕食者として広く知られている。体長は約20フィート(約6m)にも達し、現代の動物界でも屈指の強力な咬合力を持ち、成体には天敵がいない。

だが、ほとんどの推定によると、ホホジロザメの大きさは、絶滅したサメ「メガロドン(学名:Otodus megalodon)」のおよそ3分の1に過ぎないという。メガロドンという名前は、訳すと「大きな歯」を意味するギリシャ語に由来する。

メガロドンは、実在したにもかかわらず、まるで神話の世界にのみ存在したように聞こえる生物だ。その体は巨大で、およそ2000万年にわたって世界の海を支配していたが、約360万年前に、永遠に姿を消してしまった。その理由は、生物学者たちが解明に努めているものの、いまも明確ではない。

支配するために進化したメガロドンの体

メガロドンの復元においてすぐに直面した問題は、サメは軟骨魚類であるということだ。その骨格は骨ではなく軟骨で構成されており、軟骨は化石になって残らない。古生物学者たちが、手がかりとして頼りにできるのは歯だけだ。

そして、メガロドンの歯は並外れている。三角形で鋸歯状をしており、大型の個体では、長さが約7インチ(約18cm)にも達する。比較のために言えば、ホホジロザメの歯は通常、最大でも約2インチ(約5cm)程度だ。

生物学者たちは、その歯や、まれに保存されている椎骨をもとに、スケーリング手法を用いて、メガロドンの体長を推定してきた。サメや化石の専門家26人からなる国際研究チームが2024年に『Palaeontologia Electronica』に発表した大規模な復元研究によると、メガロドンの全長は少なくとも50フィート(約15m)に達したとみられる。一部の推定値ではこれを大幅に上回り、最大の個体では80フィート(約24m)に達した可能性もあるとしている。

つまりメガロドンは、史上最大のサメであっただけでなく、地球上の生命の歴史において最大級の捕食動物の一つでもあったということだ。また、この研究では、長らく信じられてきた通説にも異議が唱えられている。すなわち、メガロドンはホホジロザメのよりがっしりとしたバージョンではなく、より流線型で細長い体つきをしており、その体形はレモンザメに近いものだった可能性が高いというのだ。

その体のサイズから推定される咬合力は、桁外れなものだ。メガロドンの頭蓋骨の比率や歯の構造に基づいてその顎の力学をモデル化した生物学者たちは2008年、その咬合力が1平方インチあたり数万ポンドという桁に達すると示唆した。これは、ホホジロザメが生み出す力の約10倍にあたり、自動車の屋根をアルミ缶のように押しつぶすのに十分な力と思われる。

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翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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