最有力はハリス副大統領
CNNの委託を受けた調査会社SRRSの世論調査では、民主党の候補がカマラ・ハリス副大統領、共和党の候補がトランプだった場合、ハリスに投票すると答えた人の割合は45%で、トランプ(47%)との差は2ポイントだった。同じ調査でバイデンはトランプに6ポイント差をつけられており、ハリスのほうがやや有利という結果になっている。民主党がミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事を候補者に擁立した場合、トランプとの対決ではウットマーが42%、トランプが47%と5ポイント差がついた。政治サイトのポリティコによると、ウットマーはバイデンを交代させるという案にこれまで明確に反対してきた。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事とトランプの対決でも、ニューサムが43%、トランプが48%と同じく5ポイント差という結果だった。ニューサムは、ホワイトハウスをめざす「影の選挙運動」を密かにやっているという噂を否定しているが、バイデンに代わる候補として名前の上がる常連だ。
2020年の大統領選で民主党の指名候補を争ったピート・ブティジェッジ運輸長官とトランプの対決では、ブティジェッジが43%、トランプが47%と4ポイント差となっている。
進歩系シンクタンク「データ・フォー・プログレス」による別の調査によると、同じく4年前の候補指名争いに参加したコーリー・ブッカー上院議員(ニュージャージー州選出)とトランプの対決では、ブッカーを選ぶと答えた人が44%、トランプは46%で2ポイント差だった。
同じ調査によれば、イリノイ州のJ・B・プリツカー知事とトランプの対決では、プリツカーが43%、トランプが46%と3ポイント差だった。プリツカーは討論会後にもバイデン支持の考えを明らかにしている。
やはり4年前の党候補指名を争い、有権者にお馴染みの顔であるエイミー・クロブシャー上院議員(ミネソタ州選出)もこの調査で43%の支持となり、トランプ(46%)を3ポイント下回った。