2022-2023シーズンの優勝はデンバーナゲッツでしたね。ヒートもさすがの粘りを最後まで見せてくれましたが、ナゲッツの強さは圧倒的でした。ファイナルMVPのニコラ・ヨキッチは今シーズンのプレーオフでは得点、リバウンド、アシスト各部門で累計1位のスタッツを叩き出し、怪物ぶりを発揮しました。
No.2のジャマール・マレーも大怪我を乗り越え、優勝を手にした後に見せた涙にはもらい泣きしました。来季も主力が残るナゲッツの王朝がここから築かれるのか非常に楽しみです。
オフシーズンの楽しみの1つと言えばフリーエージェント(以下FA)での移籍です。
毎年数多くの選手が移籍を繰り返すNBAですが、今回FAの目玉は間違いなく八村塁と渡邊雄太です。
日本人NBA選手がそろってFAになるので彼らが移籍をするのか、現所属チームと再契約をするのかは非常に注目です。すでに彼らに対して多数のチームが獲得を望んでいるという噂があります。今回は現時点で、2人を狙っているチームについて紹介していきます。
プレーオフで大躍進の八村塁 再契約か移籍か?
八村塁に関するレイカーズ移籍後の活躍はシーズン、プレーオフを通してForbes JAPANでもお届けしてきました。
プレーオフでは16試合出場し、平均12.2得点 3.6リバウンド 3Pt 48.7%を記録し、レイカーズの西決勝進出の立役者になりました。そんな八村が再契約を選ぶか、移籍を選ぶかという話題は海外でも盛り上がっています。
八村塁は制限付きFAという形態のため、他チームが良い条件を提示した場合でも、レイカーズがそれと同額のオファーを出せば引き止めることが可能です。八村もレイカーズとの再契約は前向きに検討すると思いますが、年俸面を考慮することは間違いないです。この辺りの契約の種類は以前YouTubeで話しているのでご興味あれば見てください。
実は八村の前所属チームであるワシントンウィザーズは、八村に年間1200万ドルの延長契約をオファーしていたようです。ただ八村側は合計4年間で6000万ドルの契約を望んでいたと言われています。つまり年間では最低1500万ドルは要求するのではないかという見方が広がっています。ウィザーズとしては契約交渉の結果折り合いがつかず、シーズン中にレイカーズへトレードしたという側面もあったのかもしれません。