ついにNBAプレーオフのカンファレンスファイナルが始まりましたね。
今季の組み合わせは、東西共に2020シーズンと同じカードになりました。
東はボストンセルティックスvsマイアミヒート、西はデンバーナゲッツvsロザンゼルスレイカーズです。ここから4勝したチームが6月1日(日本時間6月2日)から始まるNBAファイナルに進みます。そのチームはどこになるのでしょうか。
レイカーズに所属する八村塁が1回戦で大活躍だったことをご存知の方は多いと思います。その後、どのような活躍をしているかご存知ですか。
今回は、八村塁が最近の活躍でチームに与えた影響について。いま行われている西決勝で、八村に期待される新たな役割についてもお届けしていきます。
八村塁の起用方法の変化
レイカーズは2回戦で昨シーズン王者のゴールデンステイトウォリアーズと対戦しました。結果はレイカーズが4勝2敗で勝利し、西決勝へ駒を進めています。ウォリアーズはNBA最高年俸のステフィン・カリーを軸に2015年から2022年まで合計4度も優勝している強豪チームです。ウォリアーズの攻撃のスタイルはカリーを中心にスリーポイントシュートが上手いガード選手を多く起用し、スモールボールのスタイルで勝ち上がっていくバスケットです。
1回戦で対戦したグリズリーズはサイズがあり、フィジカルで勝負してくることが魅力のチームだったため、八村の当たり負けしないフィジカルがチームの強みになりました。またサイズが大きい選手だとスリーポイントエリアまで守りきれないため、八村塁のシュート機会も増え、結果的に1回戦では平均14.5得点 4.7リバウンドというチーム5番目の平均得点を記録していました。
ただウォリアーズは上述したように、ガード中心のスタイルでスリーポイントエリアから広がった位置からも躊躇せずシュートを打つスタイルなので、八村塁の強みが活かされにくい対戦相手でもありました。
このことから八村の出場機会も1回戦と比べて1試合平均約10分程度短くなってしまい、平均7.8得点 2.5リバウンドにスタッツは下がってしまいました。プレーオフでは対戦相手に合わせて従来のローテーションを大きく変更することもあるので、機会が減ってしまったことは仕方ないことでした。ただその中でも八村の良さが光る場面はいくつもありました。