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2023.04.25 12:00

食べチョクが「食品ロス」削減へ 果樹オーナー権を販売し計画生産

提供=ビビッドガーデン

オンライン直売所「食べチョク」の運営を行うビビッドガーデンが新たな取り組みを開始した。2023年1月に始動した「食べチョク一次産業SDGsプロジェクト」の一環で、生産者が栽培する果物の樹木のオーナー権を企業に販売するというものだ。

オーナーとなった企業は、樹木生産者にまとまった数量の注文を事前にすることができる。木に実った果物をすべて購入できるため、顧客向けのキャンペーン特典として活用できるほか、従業員向けに果物の収穫体験の福利厚生を提供するという使い方もある。

生産者側には、計画栽培による食品ロス削減というメリットがある。また自然災害などの有事に左右されるリスクを減らし、経営を安定化させることも可能になる。

プロジェクトを活用する1社目はSBI FXトレードだ。りんごとみかんの木のオーナーになり、栽培・収穫した果物を顧客向けプログラムの特典に活用するという。



⾷べチョクは、⽣産者から直接、⾷材や花きを購⼊できる産直通販サイト。2023年4月時点でユーザー数は80万人、登録⽣産者数は8400軒を突破し、5万点を超える商品が出品されている。
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文=露原直人

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