ポケモンGOは売上ベースで、世界5位のモバイルゲームとなった。4位は「キャンディークラッシュ」(King)で売上は11億ドル。6位は「モンスターストライク」(ミクシィ)で8億8100万ドルだった。
一方で、ポケモンGOのリリース元のナイアンティックが昨年6月にリリースしたもう一つの位置情報ゲーム「ハリー・ポッター:魔法同盟」の売上はわずか2300万ドルだった。
ポケモンGOは初年度の2016年に8億3200万ドルの売上を記録した後、2017年は前年比29%のマイナスとなったが、2018年にプラス38%の急回復を遂げ8億1600万ドルを記録した。
Sensor Towerは2017年以降の好調さの要因として、リアルイベントや複数の機能アップデートをあげている。昨年7月に導入されたロケット団の仕組みで2019年8月と9月の売上はそれぞれ、1億1600万ドルと1億2600万ドルになり、ゲームの立ち上げ以来4番目と5番目に好調な月となった。
ポケモンGOの4年間の累計売上は、31億ドル以上に達したと見込まれている。
ナイアンティックは2019年1月のシリーズC資金調達において、評価額40億ドルで2億4500万ドルを調達していた。同社はその後、外部企業と提携し、ARゲームの量産化に進むと見られたが、「ハリー・ポッター:魔法同盟」は今のところ、目立った成果をあげていない。
2019年に世界トップの売上をあげたモバイルゲームはテンセントの「王者栄耀(Honour of Kings)」で、15億ドルを生み出していた。