働き方

2024.01.03 11:00

「連休明けの憂鬱感」を軽減するための6つのヒント

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特に金曜日が祝日だった週末など、連休の終わりに伴う憂鬱な感情には、誰でも覚えがあるはずだ。長い休みのあとの月曜日は、いつもの月曜日以上に気が滅入るものだ。

「月曜病」は、単なる使い古された常套句ではない。連休のあとの月曜の朝は、「自由とリラックス」から「プレッシャーと義務」への心理的転換を意味する。休暇中のリズムにチューニングされていた私たちの心と体は、急激な変化に抵抗するのだ。

だが、そんな憂鬱感を軽減する方法はある。月曜の朝であることは変えられないし、おそらく山積みの仕事は待っているだろうが、ほんの少しでも苦痛を減らすことはできる。

1. 月曜の朝の予定を先に決めておき、邪魔されずに集中できる時間を確保しよう

筆者が創業したLEADERSHIP IQ(リーダーシップIQ)が実施した「How Do Your Time Management Skills Stack Up?(あなたの時間管理術のレベルはどれくらい?)」というオンライン調査のデータによれば、約71%の人々が勤務中に頻繁に邪魔が入ると答えている。さらに注目すべきは、邪魔が入らない環境を確保できる人は、確保できない人と比べ、仕事終わりに「今日は仕事がよくはかどった」と感じる確率が52%も高いことだ。

また、ミシガン大学の研究によれば、ある仕事から別の仕事に切り替える際にはかなりの時間的ロスが生じるという。仕事が複雑であればあるほど、失われる時間も長くなる。

月曜の朝、いくつものタスクに翻弄されて、出だしからつまずくのは避けたい。1時間程度でかまわないので、集中できる時間をつくろう。そしてその時間で、最も重要なタスクを完了させたり、1週間の計画を立てたりしよう。

2. 日曜日の夜に、1週間の計画を立てる時間をとれるなら、そうしよう

仕事をしろというわけではない。肝心なのは、心の準備をして、目標を定め、次の1週間をイメージすることだ。

こうした緩やかな移行によって、週末と月曜日の橋渡しをすれば、月曜朝の心理的転換は、それほど急激なものではなくなるはずだ。

3. もし可能なら、月曜日の邪魔が入らない朝の時間を、心から楽しめるタスクや活動に費やそう

創造的なプロジェクトでもいいし、協働的なミーティングでもいい。内容は何でもいい。少しでもポジティブな期待があれば、気持ちは変わるものだ。

4. 連休のちょっとした思い出を、職場に持ち込もう

ホリデーディナーをイメージした昼食をとったり、祝日や週末を思い出させる音楽を聴いたり、週末に買った新しい服を着たりしてみよう。これは生産性アップのライフハックではないが、平日をちょっとした喜びで味付けするシンプルな方法だ。

5. 月曜日に仕事の予定を詰め込みすぎないようにしよう

新しいエクササイズの計画を立てたはいいものの、初日からあまりにハードに運動しすぎて、1週間も続かない人を見たことはないだろうか? こうした「がんばりすぎ」現象は、連休のあと、多くの人に起こりがちだ。

月曜日に仕事の予定を詰め込みすぎると、げんなりした気持ちが生まれるのは当然だ。週の他の日にも仕事量を均等に振り分けて、月曜だけが強大な難敵にならないようにしよう。

6. 月曜日のルーティンに、ウェルネスのための活動を取り入れよう

運動、瞑想、昼休みの散歩などが手軽だ。連休中の私たちはふつう、8時間ぶっ続けで座ったままコンピューター画面を見つめたりはしない。動き回り、家事や料理をし、散歩し、談笑し、その他さまざまな身体的活動をしているはずだ。

このようなレベルの身体的活動から、長時間続くデスクワークへの移行は、メンタル面に負担をかける。なので、日中に何か、不活発な状態を崩せるような活動をしよう。

連休明けの月曜日に、パーティーのような気分になることはできない。だが、本記事で紹介したいくつかのシンプルなヒントによって、職場に戻る初日につきものの憂鬱感を、かなり軽減することができるはずだ。

forbes.com 原文

翻訳=的場知之/ガリレオ

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