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2024.05.06 16:45

9割の人が値上げで生活に影響 電気代がいちばん痛い

リリースベース(松村)

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物価の値上げラッシュが止まらない。一時34年ぶりとなる1ドル160円台に突入し、ますます輸入に頼っている燃料や原材料が高騰することは避けられず、物価に跳ね返ることは必至。また、物流の2024年問題により、配送料も値上げ。家計がさらに圧迫されることが目に見えている。

そうした状況下で、ナビットが全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「値上げ」についてアンケートを行っている。

それによると、まず値上げを感じるかとの問いに、「よくある」が77.5%、「ある」が19.9%と実に97.4%の人が感じていると回答。値上げにより、生活に影響があるかとの問いには、「よくある」が49.3%、「ある」が41.5%で、合わせて90.8%の人が生活に影響があると回答している。


値上げによって困っているものはとの問いには、電気料金が33.6%、生活用品が15.0%、「灯油・ガソリン」が10.3%と続いている。光熱費としては「ガス料金」もあるが、こちらは2%程度に留まっている。意外とガス料金はあまり値上げしていないようで、暖房や冷房でエアコンを活用している家庭だと、そちらのダメージのほうが大きいようだ。

値上げによって節約意識に変化はあるかとの問いには、「意識が高くなった」が74.1%という結果に。節約する手段としては、「安い商品を選ぶ」が32.8%、「無駄遣いをしない」が22.2%、「値上げ商品を極力買わない」が8.6%と続いている。安い商品を選ぶにしても、限界がありそうだが、同じ商品でも店舗によって価格が違うため、より安い店舗を探している人も多いのではないだろうか。


筆者も値上げによる出費は非常に痛く、いちばん響くのは、やはり光熱費だ。電気代の値上げに加え、灯油が高く暖房を電気ストーブなどに切り替えたため、昨年より使用量も増えているという2重パンチの状態。もちろん、そのぶん灯油代がかかっていないものの、どこかで節約しなければという思いに駆られている。節約すること事態は悪いことではないものの、そのための労力はかかるわけで、早く物価が下がることを切に願うばかりだ。

出典:ナビット「値上げについて大調査」より

文=飯島範久

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