アマゾンがUber型の配送サービス「Flex」を始動

Wolterk / Bigstock


アマゾンは同社の商品の新たな配送方法、Amazon Flexを立ち上げた。現在はシアトルのみで運営されているが、発表資料によると今後、ニューヨークやシカゴ、オースティンなど全米9都市に拡張されるという。

Amazon Flexはウーバーと同様な非正規雇用のパートタイム従業員により運営される。契約ドライバーたちは荷物の配送業務で時給18~25ドルの報酬を得られる。採用にあたっては車や運転免許証を持っていることに加え、アンドロイドスマートフォンを所有していることが条件。さらに、同社の履歴照会を通過し、21歳以上であることが必須となっている。

採用されたドライバーらは自分の働きたいスケジュールで、2時間、4時間、もしくは8時間の勤務時間を選択可能だ。Amazon Flex導入の背景には、同社が最近立ち上げた、商品を1時間以内に届けるサービス「アマゾン・プライム・ナウ」向けの人員を確保したい狙いがあると見られている。

報道資料によるとFlex のドライバーらはまず、アマゾン・プライム・ナウの商品の配達にあたるが、その後は別のタイプの商品の配達に振り分けられる場合もあるという。

アマゾン・プライム・ナウは全米の大都市圏を中心に午前8時から深夜0時まで利用可能。ミルクやアイスクリーム、生鮮食料品の購入を望むユーザーらの利用を期待している。料金は1時間以内の配達を希望する場合は7.99ドル。2時間以内の場合は無料で利用可能だ。

文 = アビゲイル・トレーシー(Forbes)/ 翻訳編集=上田裕資

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