欧州

2025.10.01 11:00

ロシアのガソリン不足がますます深刻化 国民、責任の所在を追及し始める

Shutterstock.com

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わたしたちは2週間ほど前、製油所に対する相次ぐドローン(無人機)を受けてロシアがガソリン不足に見舞われていることを報じた。当初は辺境の地域や占領下のクリミアに限定されていた問題は、急速に悪化している。ガソリン不足は国内の大半の地域に広がっており、値上がり、長い行列、配給制、場合によっては給油所での品切れといった事態を招いている。

これまでウラジーミル・プーチン大統領による「特別軍事作戦」を自分たちとは無関係な遠い戦争として容認してきたロシア国民も、いまではその影響を身近に感じ始めており、責任の所在を追及し出している。

当局は否認

ロシアの足元のガソリン店頭価格は、一部地域で1リットル99ルーブル(約177円、オクタン価95)に上昇している。9月上旬の公式平均価格は1リットル64ルーブル(約115円)だった。

問題は価格だけではない。ロシア国民は次第にガソリンの入手に苦労するようになっている。多くの地域で購入は1人あたり20リットルまでに制限されている。地方のガソリンスタンドチェーンには、燃料カードを持つ法人顧客にしか販売しない措置を講じたところもあるほか、反対に燃料カード保持者への販売を停止したチェーンもあると伝えられる。携行缶への給油を禁止した給油所も相次いでいる。

ロシアの占領下にあるウクライナ南部クリミア半島では多くの給油所が休業しており、営業を続けている店も軽油しか販売していない。ロシア西部のニジニ・ノブゴロド州では、給油所でのガソリン不足のためスクールバスが児童の送り迎えをできなくなったが、地元当局は混乱はないと否定している。

ロシア極東ハバロフスク地方バニノ地区のアレクセイ・マスロフ地区長はこのほど地元メディアに「ガソリンスタンドでの行列や給油の難しさについて、皆さんの懸念は承知しております」とコメントする一方、「本地区で物理的な燃料不足は発生していません」と主張した。ガソリンの新たな出荷分が数日後に届き、それによって「10月12日までの住民の需要を満たすことになる」とも説明した。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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