ビジネス

2015.09.02 08:00

日本の個人専門家が世界のニーズに応える時

現HouzzのCEO兼共同創業者アディ・タタルコ氏。(Courtesy of Houzz)

今年4月、ハウズ・ジャパンのサイトがオープン。フォーブス ジャパンは、日本上陸を機に来日したアディ・タタルコにインタビューを行った。

「ハウズ・ジャパン」立ち上げに当たり、日本の住宅、リフォーム市場を調査しました。我々がアメリカで実現したように、日本の家主たちがもっと楽しく簡単に効率的に住まいをリノベーションする方法を提供できると確信しています。

まず日本のユーザーには、ハウズの既存のプラットホーム、2,500万のユーザーと70万人の専門家が登録するコミュニティを利用して情報交換し、インスピレーションを得てほしいと思います。

さらに、ハウズのコミュニティの中で、日本建築、設計に対するニーズは非常に高い。日本庭園や茶室の様式、畳や和室について活発に会話が交わされている。世界で日本のデザインが求められているという指標とコミュニティの反応があるのです。

ハウズは私自身の住宅リノベーションの体験から作った、私が本当に欲しいと思ったプラットホームです。シリコンバレー伝統の手法とは異なり、完全に軌道に乗るまで従業員は夫とたったふたり、自己資金で、利益よりもユーザー体験に徹底的にフォーカスし、有機的な成長を遂げてきました。

利用者と専門家が本物を求めてグローバルにつながる。それが21世紀のリフォームの姿です。すでに数千人の日本の建築家、設計士、インテリア・デザイナーたちが、ハウズコミュニティへの参加を表明してくれています。ハウズを利用して、日本の専門家たちが世界のニーズに応えていく。今後の展開にワクワクしています。

ジョージ・アンダース = 文 松永宏昭 = 翻訳

この記事は 「Forbes JAPAN No.14 2015年9月号(2015/07/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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