ビジネス

2014.10.08

30億ドル買収拒否! スナップチャット奮闘劇

スナップチャットCEOエヴァン・スピーゲル(左)と、CTOボビー・マーフィー(右)。<br />スピーゲルは24歳、マーフィーは26歳。



米国の10代の若者たちに絶大な人気を誇るスマホ向けアプリ「スナップチャット」。送った相手のスマホから10秒以内に画像が「消える」というアイデアに舌を巻いたザッカーバーグは30億ドルで買収を持ちかけた。だが、スナップチャットの創業者はこれを拒否。その理由はなんなのか。知られざる“ベンチャードラマ”を紹介しよう。

ハリウッドスターのプライベート画像が次々と流出する事件が世間を賑わせる現代において、私的データ送信時の脆弱性に対し「10秒で消える」というユーモアでビジネスを模索する2人の新星創業者がいる。共同創業メンバーとの亀裂・別離を経て、同様の創業ドラマを経験したフェイスブックCEOザッカーバーグの買収提案にさえ首を横に振った彼らがたどり着いたSNSの存在意義とは。未だ収益モデルを完成させないなか、7億5000万ドルという途方もない金額を「短期的な利益」とみなす強気な戦略で周囲を圧倒する24歳・26歳のデジタルネイティブコンビを徹底取材。

J.J.コラオ

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事