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2024.05.01 13:00

一部のiPhoneで「アラームが鳴らない」不具合、アップルが緊急修正中

安井克至

Getty Images

地図、メール、天気予報の確認から健康管理まで、私たちはスマートフォンでかつてないほど多くのことを行なっている。時計のアラームのようなその中心的な機能が正しく動作しなくなると、誰かがそのことにすぐ気づく。それが今、iPhoneで起こっている。

MacRumorsのジョー・ロシニョールの報告によると、iPhoneのソフトウェアにバグがあり、「時計」アプリのアラームに影響を与えている。ユーザーの中には、アラームが正しく機能しなかったために寝過ごしてしまった人もいるという。

過去にも「時計」に関連した問題は起こっていたが、今回、SNSで報告されている問題はそのどれとも関連していない。

「アラーム」機能は、時刻をセットすれば、後は起こしてもらえると信じればいいという実にシンプルなものだ。しかし、NBCのニュース番組「TODAY」によると、iPhoneのアラーム音が鳴らなかったために寝過ごしてしまったと一部のユーザーが不満を漏らしているという。

これは実に迷惑な問題だ。NBCのニュースはウォール・ストリート・ジャーナルのジョアンナ・スターンにも届き、彼女は、自身のiPhoneは正しい時刻に正しく動いていることを認め、次のようにXに投稿した。「昨晩、Todayから電話があり、iPhoneのアラーム機能が正しく動作していないと言われた。今日の午前に、アップルは一部のアラーム機能で音が出なくなるという問題を認識しており修正中であることを確認した。私のiPhoneのアラームは正しく午前6時50分に起こしてくれた。誰かこの問題が起きている人はいる?」

というわけでアップルが問題を認識、修正に取りかかっているというのは良い知らせだ。

悪い知らせは、この問題がどれほど広がっているのか、どのように出現しているかが十分にわかっていないことだ。わかっているのは、ユーザー全員に影響しているのわけではないこと、音が出ないのは特定のサウンドだけですべてのサウンドではないということだ。

つまり、誰も安心してアラーム機能を使うことができないのだ。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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