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2024.02.27 09:45

高齢な労働者ほど「いくつになっても働いていたい」

リリースベース(松村)
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働き方改革やコロナ禍を経て働く環境が変化し、仕事に対してどう取り組むかいろいろと考えている人も多いことだろう。CCCMKホールディングスが「ビジネスパーソンの仕事に対する意識・行動」を調査し、その結果が公開されている。

それによると、まず熱意をもって仕事に取り組んでいるかを10点満点評価で問うたところ、10点満点で10%を超えたのは、40代、50代の男女のみ。逆に若い世代では、0~4点を20%以上の人が付けている。

また、いくつになっても働いていたいかと問うたところ、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と回答した人で多かったのは、60代の男性、50代、60代の女性で40%を超えている。一方、一番少ないのが30代の男女で男性が29.3%、女性が33.2%となっている。仕事に対する熱意でも、年齢が上がるほど高く、一番低いのは30代なので、熱意に比例しているのかもしれない。

起業に関心があるのは、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」を合わせると30代男性がトップで25.7%。逆に「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらい」が多いのは20代女性で66%となっていて、全体的に女性のほうが起業に対しては関心が低い傾向だ。

仕事に関して行っていることとしては、「現在の仕事にかかわる勉強をしたり資格取得を目指している」「現在の仕事に直接関係はないが、将来のために勉強をしたり資格取得を目指している」が男女とも若い年代で高くなっている。「仕事にかかわる情報収集を常に行っている」「仕事関係の人脈を意識して広げている」では、男女とも年代が上がるほど高くなる傾向だ。

さらに、仕事に対する考え方と仕事に関して行っていることを合わせて見てみると、起業に関心ある人は、将来のために勉強をしたり資格取得を目指していたりビジネス書を読み、早めにリタイヤしたい人は、仕事に関して行っていることが全体的に低かった。

若いころは夢と希望がありつつ、挫折も味わったりして、いろいろと学びたい時期で、歳を重ねると仕事に関わる情報収集、人脈を広げ働く意欲が増している感じだ。皆さんの仕事に対する意識はどんな感じだろうか。

出典:CCCMKホールディングス「仕事に対する意識・行動のアンケート調査」より

文=飯島範久

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