テクノロジー

2024.01.26 15:30

「生成系AIの存在感大」CES 2024 参加者たちの声

谷本 有香

世界最大級のテクノロジー展「CES 2024」が今年もラスベガスで1月9日から12日まで、4日間の日程を終え閉幕した。今年の見どころはどんなところにあったのか、また、現地に向かった日本人の経営者らの手応えとは──。参加者たちに聞いた。

加藤真平

ティアフォー創業者、CEO兼CTO

■CES参加回数
4回目(2021年はCESが開催されず、2020年現地、2022年オンライン、2023年現地 、2024年現地で参加)
 
■出展内容
プロダクト
・Pilot.Auto(Autowareをベースとした自動運転ソフトウェアプラットフォーム)
・Web.Auto(自動運転システムの開発と運用を効率化させるDevOpsソフトウェアプラットフォーム)
・Edge.Auto(自動運転システム開発用のリファレンスプラットフォーム)(CES期間中に公開)
ソリューション
・上記プロダクトを活用したホワイトレーベルEV「ファンファーレ」の一部車両
新しいプロジェクト
・大規模データ共有による自動運転AI開発のためのCo-MLOpsプロジェクト




■CES 2024の全体感想
多様な展示 確立された企業のおなじみの顔の中で、中国、韓国、グローバルなスタートアップからの企業が目立つ印象。自動車業界では、従来はクルマのデザインが焦点だったが、自動運転用の新しいテクノロジーが論点になっていると感じた。

■ティアフォーのブース
フルスタックの展望が見込めた。ティアフォーは、ソフトウェア開発だけでなく、ハードウェア製造なども含め、フルスタックでのソリューション提供を目指している。CESの経験は、このコミットメントを実現できる能力を確認するものだった。オープンソースエコシステムを拡大するためのパートナーシップの構築も、日本のスタートアップがグローバルに躍進する基盤をまた1つ構築できたと感じている。

■学び
CES 2024は単なるショーケース以上のもの。技術、業界動向、グローバルなパートナーシップの交差点が、膨大な可能性を描き出した。別れの瞬間に、私たちはブースだけでなく、強化されたつながり、洞察、自動運転技術の未来を推進する新たな決意を持って去っている。
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