食&酒

2023.12.27 16:00

【秘伝まとめ】高級レストランで「一流の客」と囁かれるマナー52

石井節子

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これまでに、実に「数百人とフランス料理を一緒に食した」という食の達人、人気レストラン紹介メディア「タケマシュラン」運営の筆者は、「実は高級店であればこそ、店は毎晩の客を見ている。レストラン業界に『ソワニエ(大切にもてなすべき客)』という言葉があるのは、その証左のひとつでもあろう」という。

Forbes JAPANでは2023年11月〜12月、そんなタケマシュラン氏のマナー連載「高級レストランではこうふるまえ」を掲載。トイレは行きたくなくても男が先に行くべき理由、ソムリエに必ず伝えるべきポイントなど、意外ともいえる知見を各回紹介し、大変大きな反響をよんだ。

本稿ではこの大人気連載全6回をまとめ、店からは「一流の客」、会食相手からは「一流の紳士・淑女」と評価されるために備えておきたい52のマナーをふりかえる。

【本稿が紹介するマナーの例】

中座の際のナプキンの正しい置き場所
グラスに口をつける前にするべきこと
グラスの正しい持ち方
ワインを飲む前にするべきこと
「手づかみ」のマナー
椅子の背もたれは何のためにあるか
フランス人がメニュー選びに30分かける理由
どうする食後のコーヒー?
店ではなく「ホストが」されるべきこと


1. 高級レストランで店から「一流の客」と囁かれる52のマナー:着席まで"

"高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいです──"


2. 高級レストランではメニューを熟読せよ。店が「一流の客だ」と唸る52のマナー


"食事中に肘をついてはならないことは日本の小学校でも習います。ここではもう一歩踏み込んで──"

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文=タケマシュラン 構成=石井節子

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