リーダーシップ

2024.02.05 09:30

部下を狂わせかねない「上司の悪しき行動」10選

石井節子
2013
5. チームワーク、ビジョン、コラボレーション、新しいアイデアなど、高尚なトピックについて話すが、週の終わりになると、週ごとの基準や測定基準で精一杯になり、そうしたトピックはすっかり消えてしまう。上司が新しいことに挑戦することをサポートしない限り、従業員は仕事において、コラボレーションや革新的なイノベーションを起こすことはできない。

6. 「私は君たちの味方だ!」と言いながら、くだらない会社の方針や重役の命令に対していざ従業員のために立ち上がろうとはしない。恐れおののいて、「方針に例外を設けることはできない」、「私は決定を下すのではなく、ただそれを実行するだけだ」などと威張り散らす。

他人の計画を実行するだけなら、あなたはリーダーではないし、大人ですらない。重要な局面では、意志を持って自分の力を利用しよう。

7. 従業員の問題(例えば、10分遅刻の常習犯)に頭を悩ませストレスを感じるが、その従業員と直接問題を解決しようとせず、代わりに人事部に相談する。それは弱虫がする行動だ。

チームメンバーは、マネージャーが自分達に抱いている不満について知りたがっている。あなたが上司にそれを望むのと同じように。

8. 何度催促されても、従業員の休暇申請を処理し忘れる。休暇が承認され、従業員のバカンスの予定が確実に組まれているかどうかについての十分な配慮がないのであれば、従業員があなたの設定した目標を気にするはずがない。

9. 従業員の好意に頼りすぎている。午後の4時半に、従業員に「残ってこのレポートを仕上げてほしい」と言う。自分は帰るくせに、従業員に遅くまで働くように頼みこむ。

「週末にこのプロジェクトを終わらせなければならない。これはチームのためだ!」と伝えて従業員に罪悪感を与える。それは戯言である。従業員に「チームのためにやれ!」と言うような弱虫なマネージャーにはならないでほしい。

10. その一言で済むのに、「ありがとう!」と言うのを忘れる。本気になれば、1日に40回は「ありがとう」と言える。もし従業員が感謝の言葉を言うのをやめてほしいと思っているとしたら、従業員はあなたに伝えるだろう。

このリストの中に、身に覚えのある項目が一つでもあれば、今こそ、それを意識する絶好の機会だ。


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