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2023.11.30 20:00

世界最高峰の独自技術が生むLenovo ThinkSystemのサステナブルな強み

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レノボ・グループが提供するサーバーやストレージのブランド「ThinkSystem(シンクシステム)」は、数々のアワードを受賞するなど世界から認められた最高峰の技術が搭載されている。世界中の主要な企業や各種機関の活動をシステム面から支えるレノボの独自性と提供価値に迫る。

昨今、AIを活用したビジネスやDXの進展は目覚ましい。同時に、それらを安定かつ高速に処理できるサーバやストレージへの期待も加速度的に膨らんでいる。

レノボ・グループが展開する高密度サーバーやストレージのブランド「ThinkSystem」は、数々の指標において世界ナンバーワンの座に輝くなど、最高峰の技術力を結晶化した高機能ハードウェアが揃う。2023年には、最新の「NVIDIA L40S GPU」を8基登載できる「ThinkSystem SR675 V3」を発表し、その進化は止まらない。

次世代のビジネスや社会インフラなどを強力に支えるThinkSystemの最先端技術とその提供価値について、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 製品マーケティング本部の櫻井義士とHPC&AIの石橋史康に話を聞いた。

ナンバーワンに輝くThinkSystem製品群

レノボは、高い技術を誇るハードウェア製品群であるThinkSystemを通して、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)ソリューションを多くのユーザーに提供している。

ThinkSystemをはじめとする製品のマーケティングを担当する櫻井は、世界的なアワード受賞歴などの実績を交えながら、レノボが誇るテクノロジーの高さを語る。

「x86サーバー(米インテル社のx86プロセッサがCPUとして搭載されたサーバー)において、4時間を超える予定外のダウンタイムはたった1%。9年連続で世界最小のダウンタイムを達成しています。また、セキュリティ攻撃耐性も世界一の評価を得ており、システムが安定稼働する信頼性においては世界トップレベルです」(櫻井)

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 製品マーケティング本部 櫻井義士

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 製品マーケティング本部 櫻井義士

また、エントリーモデルのストレージは世界トップシェアであり、スーパーコンピューターにおいても世界ナンバーワンの供給実績がある。サステナビリティへの取り組みも重視しており、スーパーコンピュータの電力当たり性能ランキング「GREEN500」では世界一に輝いた。

ユーザーは、これらの高性能ハードウェアとあわせて、レノボ製およびソフトウェア戦略パートナー各社のソフトウェア製品が導入可能だ。また、要件定義から保守までをワンストップで手がけ、「TruScale」をはじめとするサービスも充実するなど、トータルソリューションを利用できる。

櫻井は、ThinkSystemがもたらす価値について「安定的に高性能な処理ができることはもちろん、ハードウェア・ソフトウェア・サービスを幅広く組み合わせられるので、ユーザーにとっては自社に最適なシステム構成が実現できます」と自信を滲ませる。

世界最高峰の性能とサステナビリティを両立

世界トップクラスのテクノロジーを誇るThinkSystemの進化は目覚ましく、高い処理性能とサステナビリティの両立を実現する。

近年はサーバーの性能が上がるにつれ、CPUやGPUをはじめとする部品が発する熱量も比例して増えており、冷却の課題が大きくなっている。サステナビリティの観点から温室効果ガス削減も求められることをふまえると、いかに電力消費を効率化しながらサーバーを冷却できるかが一層重要になってきている。

2023年に発表したHPC分野でAIに最適化したハイエンドサーバー「ThinkSystem SR675 V3」は、第4世代AMD EPYCプロセッサーを最大2基搭載、そしてNVIDIAの最新GPU(Graphics Processing Unit:画像処理に特化したプロセッサ)である「L40S GPU」を8基登載できる業界最高水準を誇るモデルだ。

そして、ThinkSystem SR675 V3を含むHPC/AI最適化サーバーには、レノボの独自水冷技術「Lenovo Neptune」が搭載されている。注目すべきは、水による冷却だ。Lenovo Neptuneは小さなサーバーであれば筐体内に水管を通して冷却し、高性能サーバーではシステムの冷却時に発生した温水を建屋外の冷却棟まで送り、外気によって冷やす。その水を循環させ、継続して冷却する仕組みだ。

レノボの独自水冷技術Lenovo Neptuneが搭載されたThinkSystem SR675 V3

レノボの独自水冷技術Lenovo Neptuneが搭載されたThinkSystem(写真はSD650 V3のもの)

サーバーを水冷できれば筐体内のファンや建屋の空調にかかる電力は不要になる。HPCの導入を多く手がける石橋は、水冷による省エネルギーの大きさとその価値を語る。

「最新のLenovo Neptuneテクノロジーを導入すると、お客様の消費電力を最大40%削減できます。環境への配慮ができることはもちろん、お客様がシステムを維持するうえで大切な財政面の改善にも寄与できると考えています」(石橋)

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 HPC&AI 石橋史康

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社 HPC&AI 石橋史康

さらにレノボでは、筐体内のファンによる空冷と水冷を組み合わせたハイブリッド液体冷却技術を開発。この技術はThinkSystem SR675 V3の3U(ユニット:サーバーの高さの単位。1U=1.75インチ)サーバーで採用されており、サーバーの容積を抑えられるというメリットが大きい。ファンだけで冷却しようとするとサーバーの筐体がどうしても大きくなってしまうが、レノボの技術力によって省スペース化を実現したのだ。

「当社の水冷技術は、サーバーの筐体内で水を循環させて冷やすものから、データセンターの水冷設備を利用して冷却するものまで幅広く展開しています。また、水冷サーバーの容積が小さいので専用ラックを準備する必要がありません。標準的なラックに収められるため、幅広いユーザーが導入しやすいのも特徴です」(石橋)

AIやDXの進展により、企業や各種機関にはより高いシステムの処理能力が求められるようになった。その際、問題として付きまとうのが、大きな電力消費による環境への負荷だ。クラウドを利用する場合でも、サプライチェーン上流における温室効果ガス排出(スコープ3)に考慮すべきという点において、多くの経営者が避けられない課題となっている。

レノボは、「高性能」と「サステナビリティ」という二律背反の命題をクリアする技術を世界トップレベルで実現しているのだ。今後、AIを中心としたテクノロジーは加速度的に発展することが予想されるが、環境負荷を最小化しながら性能をスケールアップさせる汎用サーバーを提供できるのは、レノボの高い技術力の成せる技だといえる。

こうした高いレベルのパフォーマンスとサステナビリティを実現するThinkSystem製品群は、世界のあらゆる組織で採用されている。

その一例として、米ニューヨークで計算科学にまつわる研究を行うフラットアイアン研究所では、Lenovo Neptuneが搭載されたサーバー「ThinkSystem SR670 V2」が導入されている。

最先端の学術研究用のスーパーコンピューターは、性能を最大化するためにカスタムメイドすることが通例だが、研究機関にとっての悩みの種は、開発費用と工数、そして電力消費が膨大になることだ。

ところがレノボは、ThinkSystem製品群にある汎用サーバーにNVIDIA製GPUを搭載し、1台の導入からスタートして求める性能に達するまでサーバーをスケールアップすることで、コストも工数も短縮しながら学術研究に必要とされるスペックを実現した。

さらにこの事例では、高い処理能力を低電力で実現できる独自技術により、カーボンフットプリント削減にも貢献。世界でもっともエネルギー効率の高いスーパーコンピューターとして評価され、2022年からGREEN500リストのトップに選出された。

ユーザーが価値創造に集中するために

世界最高レベルの技術力をベースに、性能と信頼性に富んだハードウェアを提供しているレノボ。テクノロジーの進化を追い求める根底にある価値観は、ユーザーへの貢献だ。

「世界ナンバーワンの評価を得ている点を維持しつつ、さらに新たな製品開発や、さまざまな企業とのパートナーシップを拡大していきたい。時代に合わせて、ユーザーが求める製品をタイムリーに提供し続けることを目指します」(櫻井)

「レノボはThinkSystem製品群のみならず、『ポケットからクラウドまで』というスローガンのもと、パソコンやモバイル機器までを広く手がけています。あらゆる製品群の開発を通してテクノロジーを磨き、多くのユーザーに使っていただけるように進化していきたいと思います」(石橋)

既存ビジネスの安定的な運用のみならず、社会インフラ維持や次世代サービスの開発にとって、ハードウェアの重要性は増している。レノボはこれからも、ユーザーが価値創造にフォーカスできるためのソリューションを提供する。


Lenovo
https://www.lenovo.com/jp/ja/servers-storage/

Promoted by レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ / text by Takako Miyo / photographs by Yutaro Yamaguchi / edited by Kana Homma